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世界の自動車メーカー、中国市場専用ブランドを確立へ

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2011年3月22日(火)

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Liza Lin(Bloomberg News記者)
米国時間2011年3月3日更新「Foreign Carmakers Try Brands Just for China

 中国の旅行ガイド、チェン・リビンさんは、8万人民元(約100万円)以下の価格帯で新車を購入したいと考えている。中国・内モンゴル自治区の平原を仕事のために毎日300キロほど自動車で走っているチェンさんにとって、クルマ選びでは信頼性が何より重要だ。チェンさんは「天津一汽夏利汽車など中国メーカーのクルマは、2年で調子が悪くなり始める。一方、外国メーカーのクルマは少なくとも5年は重大なトラブルに見舞われることがない」と語る。

 現在、チェンさんは古くなってきた天津一汽夏利のセダン「夏利A+」に我慢して乗り続けている。米ゼネラル・モーターズ(GM)やホンダ(HMC)が今年発売する中国市場専用の新車種を待ちわびている。チェンさんは今年登場するGMの新ブランド「宝駿」(中国語で「秘宝の馬」の意味)やホンダの新ブランド「理念」について触れ、「これらの外資系ブランドは間違いなく検討対象になる。外国メーカーのクルマは技術的に優秀で、快適さや燃費効率に優れており、維持費も安くすむ」と語る。

既存のブランドを傷つけることなく価格競争力を高める

 GMやホンダ、日産自動車などの自動車メーカーは、世界最大の自動車市場である中国に狙いを定めた新ブランドの立ち上げを進めている。ターゲットは、チェンさんのような中国内陸部で自動車の購入を予定している人だ。中国内陸部では2010年、所得が11%近く増加した。新ブランドを立ち上げる外国メーカーは、中国内陸部での販売拡大を目指している。

 米市場調査大手J・D・パワー・アンド・アソシエイツ(MHP)の業界アナリスト、ジョン・ゼン氏(上海在勤)は「外国メーカーは価格が低めの新ブランドを立てることで、中国メーカーに対抗するための価格競争力を確保できる。また、より裕福な消費者の多い地域において確立している中核ブランドの高級感も維持できる。中国の消費者と外国メーカーの両者が得するウィンウィンの状況にある。消費者はより安い価格で外国メーカーの技術力の恩恵を受けられ、外国メーカーは自社ブランドの価値を傷付けずに販売を拡大できる」と分析する。

 豪金融大手マッコーリーの調査部門マッコーリー・リサーチのアナリスト、リア・ジアン氏(上海在勤)は「こうした中国市場専用ブランドの製品は、旧車種の車体プラットホームを使い、搭載する機能を控え目にしたものになるだろう」と語る。

 調査会社アドバンスト・リサーチ・ジャパン(本社:東京)の自動車業界アナリスト、遠藤功治氏は「価格を5万元(約62万円)程度まで抑えるため、自動変速機(AT)やアンチロックブレーキシステム(ABS)、自動空調装置、リクライニングシートを搭載しない可能性がある」と見ている。

外資ブランドを迎え撃つ中国メーカー

 中国の低価格車市場で主要な地位を占めるのは、中国の自動車大手、比亜迪汽車(BYDオート)と吉利汽車(ジーリー・オートモービル)、奇瑞汽車(チェリー・オートモービル)だ。マッコーリーのジアン氏は「国内ブランドは、5万元以下の価格帯で売れたクルマの4分の3、5万~8万元の価格帯で売れたクルマの過半数を占めている」と語る。

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