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投資機関が米国債から資金を引き始めた

米国債の活況もついに終焉?

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2011年3月30日(水)

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Sree Vidya Bhaktavatsalam(Bloomberg News記者)
米国時間2011年3月17日更新「 Investors Are Bearish on Bonds

 世界的に有名な投資家が、相次いで米財務省証券(米国債)市場の先行きに悲観的な見通しを示している。米パシフィック・インベストメント・マネジメント(ピムコ、本社:カリフォルニア州ニューポートビーチ)――債券運用で世界最大手――のウィリアム・H・グロースCIO(最高投資責任者)は、運用ファンドで保有していた米国債をすべて売却した。

 米国の著名な投資家、ウォーレン・バフェット氏は保有資産をより短期の債券に切り替えている。ほかの投資家も、米国以外の債券や不動産、コモディティー(商品)、さらにはブラジルのウインドファーム(大規模風力発電施設)などに投資先をシフトしている。30年に及んで続いた米国債の堅調相場が終わるのを見越してのことだ。

 シンガポールを拠点とする投資会社ロジャーズ・ホールディングスのジム・ロジャーズ会長は「米国債は安全な投資先ではない」と語る。ロジャーズ会長は1999年に商品市況の高騰を言い当てた実績がある。

 米政府と米連邦準備理事会(FRB)は、異例の規模の景気刺激策を実施している。そのため、市場関係者は金利の上昇は避けられず、米国債価格は下落すると懸念している(金利が上昇すると、債券価格は下落する。金利が下がると、債券価格は上昇する)。

 こうした投資家たちの懸念が的中すれば、1980年初めから続いた米国債の堅調相場が終わりを迎えることになる。1980年初め、ポール・ボルカーFRB議長(当時)がインフレを抑制するために引き締め政策を実行し、金利を最高20%まで引き上げた。その後、インフレと金利が長期にわたって低水準に落ち着き、債券価格を押し上げた。1981年9月には15.8%に達した10年物米国債の利回りは、2008年12月30日には2.05%まで下がった。米国債利回りは3月14日現在、3.36%に上昇している。

ピムコはすべての米政府債券から資金を引いた

 米財政赤字は過去最高額に達する見通しだ。このような状況でピムコは3月9日、以下の発表を行った――米政府関連の債券をすべてポートフォリオから外した。同社は、資産規模2370億ドル(約19兆円)の主力債券ファンド「ピムコ・トータル・リターン・ファンド(PTTRA)」を運用している。グロースCIOはピムコの成長を40年にわたって牽引してきた。

 同CIOは1年前、「債券市場の最盛期は過ぎた」との見方を示した。ピムコは新しい国際株ファンドを創設。さらに、新興市場に投資するファンドも2つ新設する計画だ。

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