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ネット検索界のグリーンスパンと評される男

グーグルの検索アルゴリズム変更に振り回されるサイト管理者

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2011年4月1日(金)

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Felix Gillette(Bloomberg News記者)
米国時間2011年3月17日更新「 Matt Cutts: The Greenspan of Google

 宇宙関連の情報サイト「Universe Today」を12年にわたって運営しているフレーザー・ケイン氏は3月2日、自身のサイトへのアクセス件数が5日間で2割も減少したことに気づいた。アクセスが減少した理由は、サイトの質が低下したからでも、訪問者をうんざりさせるようなデザイン変更を加えたからでもない。原因は、米グーグル(GOOG)だった。

 ほかの各種サイトと同様、インターネット利用者の多くは、グーグルの検索結果で見つけてUniverse Todayにアクセスする。米メディア調査大手ニールセンによれば、米国におけるインターネット検索の65%にグーグルが使用されている。

 グーグルは、検索結果の順位を決定するプログラムを随時変更している。2月25日にも変更を施した。今回改良した理由は、「コンテンツファーム」と呼ばれる、低品質のコンテンツを掲載するサイトを検索結果の上位に表示しないようにするためだ。コンテンツファームとは、グーグルの検索アルゴリズムを分析して、検索語と無関係なコンテンツでも検索結果の上位に表示されるよう巧妙に作ったサイトだ。訪問者を増やして広告収入を拡大することを狙っている。

 米業界団体「オンライン出版業者協会(OPA)」は、このアルゴリズム変更により、10億ドル(約820億円)相当の広告収入が、グーグルがコンテンツファームと判断したサイトから良質コンテンツを掲載していると判断したサイトに移行すると推計する。

ウェブサイト管理者たちが窮状を訴える

 だがこの変更後、ネット利用者が宇宙に関する情報をグーグルで検索した時に、Universe Todayが表示される順位が以前よりも低くなった。そこでケイン氏はグーグルの専用掲示板にログインして意見を投稿し、Universe Todayは良質のコンテンツを掲載していると訴えた。同氏はまた、「変更が必要であれば、どのような変更を加えればよいか教えてほしい」と書き込んだ。

 ケイン氏の書き込み以外にも、ファイナンシャルアドバイザーや女性用下着の営業担当者など、困惑した事業者の不満や救済を求める声が掲示板にあふれている。ある出版事業者は「アルゴリズム変更という先週の“焼夷弾爆撃”で、サイトはまるで焼け野原だ」と窮状を訴える。

キーパーソンはグーグルのカッツ氏

 掲示板に投稿する人の多くは、グーグルのウェブスパム対策チームを率いるマット・カッツ氏(38歳)を名指しして改善を求めている。多くのウェブサイト管理者や検索エンジン最適化(SEO)業者が、顧客のウェブサイトがグーグルの検索に載りやすくする工夫を講じており、彼らにとって、カッツ氏はグーグルの最重要人物となっている。

 カッツ氏はグーグルのブログに、アルゴリズム変更に関する情報をたびたび投稿している。SEO業者の業界団体、検索エンジンマーケティング専門業協会によれば、2010年、北米におけるSEOの市場規模は166億ドル(約1兆6000億円)に達した。

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