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原子力発電所は“死との約束”

真実にふたをし、利益追求に走ったツケ

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2011年4月7日(木)

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An appointment with death

 ヒロシマは人災で、フクシマは天災だというのは軽薄な発言だ。自然は、銃ではなく引き金にすぎなかった。原子力を考え出したのは人間だ。それは戦争中の発明だった。既に前例のない水準にまで分断され、虐殺が起こっていた対立の時代に、米英の科学者が究極の大量破壊兵器を作り出すために共同で行った「マンハッタン計画」の成果である。

 原子力は、フランスや日本、マハラシュトラ州ジャイタプールへの電力供給のために創造されたものではない。これは人を殺すために生み出された。そして、定期的にその冷酷な牙を剥く。

売り込まれた「コントロール可能な人喰いトラ」というイメージ

 我々は自ら生み出した怪物に心を奪われる。そこには常に弱々しい言い訳が存在する。つまり、フランケンシュタイン博士は自分の作った怪物を、普段は赤ん坊の世話をするロボットだと宣伝していた。だがそれは、怪物が創造主を破壊し、自らの運命を全うするまでの話だった。

 原子力が持つ真の力は破壊だ。このため、「原子力の平和利用は素晴らしい」というイメージを育てるには、多くの作り話が必要だった。きのこ雲はかつて、そして今も、目を逸らすことのできない恐怖の象徴だからだ。

 原子力業界が売り込むべきポイントは馴染みのあるものだった。つまり、この人喰いトラはしつけができているのでコントロール可能だというイメージだ。

 チャンスのあるところに産業は生まれる。このため、この詐欺行為には資金が集まった。業界幹部には潤沢な予算が回っているようだった。利益とは善悪を超越しているものだと我々は考える。利益が不合理なものになる場合は転機が訪れる。利益が危険にさらされれば、我々はその危険を逆手にとって利用する。だが、暴利を貪る輩は、自分の懐事情に関係なく適切な撤退時期をほとんど決められない。そのために法律があるのだ。

 最大の詐欺行為は、原子力発電所は安全だと売り込んでいることである。原子力は本来、大惨事を引き起こす力を持っているのにもかかわらずだ。原子力産業は、トラそのものではなく、檻について詳しく述べることで自らのイメージを描いてきた。

 事故の問題もある。米国のスリーマイル島やソ連のチェルノブイリで実際に起きた事故によって、恐怖が存在することが繰り返し認識できた。だが、「事故はめったに起こらないため、心配する必要はない」と無視してきた。原発反対派は時代錯誤な左翼だとか、偽学者、必ずいるトラブルメーカーだとして笑い者にされた。稀なケースだが、この巨大産業の中にいて、企業方針に逆らって真実を言った人は解雇された。原発関連企業の専門家が秀でているはずの大量の詳細なデータの中で、危険な事実が埋もれてしまっている。

コメント3件コメント/レビュー

まさに指摘されている通りだ。日本の大手メディアでは、これほど正鵠を射る主張を見たことが無い。原発を推進してきた企業・省庁・政府の人間だけでなく、これまでなんとなく原発に不安を感じてきた人々も繰り返し、できれば声に出して読むべき記事だと思う。私たちは「原子力が持つ真の力は破壊だ」「これは人を殺すために生み出された」を常に明確に意識している必要がある。「(インドの)我々は大災害に見舞われる今の日本の姿を見て、目を覚ます必要があるのではないか?」とあるが、私たち日本人自身は、今、本当に目が覚めているのだろうか。福島県浜通りの「人喰いトラ」は今も、首都圏を含む東日本を食い殺そうと牙を向いたままであり、また全国の電力会社は自滅的なリスクを取り続けている。(2011/04/07)

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いただいたコメント

まさに指摘されている通りだ。日本の大手メディアでは、これほど正鵠を射る主張を見たことが無い。原発を推進してきた企業・省庁・政府の人間だけでなく、これまでなんとなく原発に不安を感じてきた人々も繰り返し、できれば声に出して読むべき記事だと思う。私たちは「原子力が持つ真の力は破壊だ」「これは人を殺すために生み出された」を常に明確に意識している必要がある。「(インドの)我々は大災害に見舞われる今の日本の姿を見て、目を覚ます必要があるのではないか?」とあるが、私たち日本人自身は、今、本当に目が覚めているのだろうか。福島県浜通りの「人喰いトラ」は今も、首都圏を含む東日本を食い殺そうと牙を向いたままであり、また全国の電力会社は自滅的なリスクを取り続けている。(2011/04/07)

福島の原発事故は、人災。制御不能になる可能性がある原子力発電に対する備えを怠った東電の責任。二度と他の原発で同じことを繰り返さないように、各電力会社は原発対策を漏れのないようにしなければならない。それが不可能ならば、原発使用は地震国日本ではリスクが高すぎる。(2011/04/07)

とても感情的であり言っていることも抽象的過ぎる。この筆者がどんな方か分からないが簡単に鵜呑みにするには危険な文章だ。今回の福島原発の件で、被害状況を今後冷静に評価していく必要があるが、大部分の国民が思うより被害は少ないであろう。と予測する。実際の被害を評価しないうちに、原発廃止など国益に反する。(2011/04/07)

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