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リビア産原油の輸出はいつ再開できる?

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2011年4月27日(水)

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Stanley Reed(Bloomberg News及びBloomberg Businessweek記者)
米国時間2011年4月14日更新「Where Has Libya's Oil Gone?

 オーストリアの石油・ガス大手OMVにとって、リビアは長年、貴重な海外事業拠点だった。日産3万3000バレルのリビア産原油は、これまでOMVの生産量の10%を占めていた。だが、リビアで内戦が勃発し、OMVの重要拠点――リビア東部のシャテイラ油田など――での採掘活動が停止した。再開のめどは立っていない。

 OMVのゲルハルト・ロイスCEO(最高経営責任者)は3月31日の記者会見で、「当社は今後の見通しに関する確かな情報を入手できていない。現地との連絡が取れない。断片的に入ってくる情報に頼らざるを得ない状況だ」と語った。

 リビアで積極的に事業を展開してきたほかの企業も、カダフィ政権と反政府勢力の微妙な力関係の中で綱渡りを続け、リビアでの事業基盤を必死に保とうとしている。

 伊エネルギー大手イタリア炭化水素公社(ENI、E)は、最高指導者ムアマル・カダフィ大佐率いるリビア政府と長年連携してきた。カダフィ大佐の次男サイフ・カダフィ氏が運営する慈善団体も支援してきた。だが3月、ENIのパオロ・スカローニCEOは「当社はカダフィ政権と提携しているわけではない。提携相手はリビアの国営石油会社であり、どの政治勢力が政権を担うことになっても、リビアの国営石油会社と協議のうえで事業を継続していく」と語った。

 イタリアのフランコ・フラッティーニ外相はENIが反政府勢力とも協議していると表立って発言した。リビアの反カダフィ派の広報担当グマ・エルガマティ氏(英ロンドン駐在)は「ENIは我々との協議に積極的で、早くから対話に乗り出している」と述べた。イタリアはENIが供給するリビア産天然ガスの最大の市場だが、イタリア政府はカダフィ政権を公然と非難している。

 ENIは、リビアにおける生産活動の大半を停止している。しかし、リビアの首都トリポリへの天然ガス供給は続けており、カダフィ政権が存続する事態にも備えているのではないかと見られる。

内戦は長期化する様相

 今のところ、リビアの内戦は長期化する可能性が高い。支配力を弱めたカダフィ政権がトリポリを中心とするリビア西部で勢力を保つ一方、反カダフィ派が東部を支配する分裂状態が続きそうだ。

 大半の外国企業はリビア中央部や東部に油田やガス田を持っている。これに対してENIの油田やガス田の大半は、今もカダフィ政権が支配するリビア西部にある。ENIはメリタ――トリポリ西の地中海沿岸――に90億ドル(約7500億円)を投じて最新鋭のエネルギープラントを建設した。このプラントで天然ガスを精製し、地中海を通るパイプライン「グリーンストリーム」を通じてイタリアに輸送している。イタリアは天然ガスの10%をリビアから輸入している。

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