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台湾パソコン大手、iPadに押され業績が悪化

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2011年4月26日(火)

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Bruce Einhorn(Bloomberg Businessweek香港支局アジア地域担当エディター)
米国時間2011年4月6日更新「 iPad Causes Collateral Damage in Taiwan

 世界の電子機器市場を制覇しようと、台湾のパソコン大手が果敢な値下げ戦略に打って出た。

 例えば、2008年に始まった金融危機のさなか、宏碁電脳(エイサー)と華碩電脳(アスーステック・コンピューター)は、ネットブックと呼ばれる小型・低価格のノートパソコンに力を注ぎ、規模に勝る米パソコン大手を相手に価格競争を挑んだ。2010年初め、アスースは出荷台数ベースで世界第5位のパソコンメーカーになった。エイサーは米デル(DELL)を追い抜き、パソコン市場世界第2位に躍進した。エイサー経営陣は「米ヒューレット・パッカード(HP、HPQ)を抜いて世界第1位に躍り出るのも時間の問題だ」と豪語していた。

 だが、台湾メーカーはその後、シェアは伸ばしたものの、見込み違いの業績を続けている。エイサーは2010年10月に売り上げ予測を下方修正した。2011年3月にも、再び下方修正している。3月31日、ジャンフランコ・ランチCEO(最高経営責任者)は突然、辞任を発表した。同社は、ランチCEOが辞任した理由を、経営戦略を巡って同CEOと取締役会の意見が対立したと説明している。

 なぜ急に状況が悪化したのか? その答は、米アップル(AAPL)のスティーブ・ジョブズCEOと「iPad」の存在だ。台湾メーカーの低価格パソコンは、同程度の価格のiPadの魅力に太刀打ちできなかった。世界のノートパソコン市場は2けた台の伸びを示したが、iPadの発売後、販売低迷に陥った。2011年第1四半期、世界のノートパソコン市場の成長率はわずか1%にとどまった。2010年、パソコン全盛時代は幕を下ろした。台湾メーカーはこの市場変化に対する準備ができていなかった。

1年遅れでiPad追撃へ

 台湾メーカーはやっと、iPadに対抗する独自のタブレット機の発売にこぎ着けようとしている。エイサーは「複数のタブレット機を近く発売する計画だ」と発表した。アスースは新型タブレット機「Eee Pad Transformer」の受注を開始した。両社のタブレット市場参入はアップルから1年以上遅れている。

 米IT(情報技術)市場調査大手IDCのアナリスト、ブライアン・マー氏(シンガポール在勤)は「重要なのは、他社製品と一線を画す魅力的な製品をいかにして生み出すかだ。業界中の企業が発売しているからと、横並びで類似の製品を出すことではない」と指摘する。

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