• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

あなたの音楽が世界に広がる

iPhoneが楽器になり、一夜にして名音楽家になれる! シリコンバレー発「音楽革命」

  • 加藤 靖子

バックナンバー

2011年6月6日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 音楽の世界は、長らく「特権階級」が支配していた。

 古くは中世の音楽家が、宮廷に雇われて音楽を作り、演奏した。そして、米国でブルースやカントリー、ジャズ、ロカビリーが「大衆音楽」として生まれたが、やはり有名となった一部の演奏家がレコードやテレビ、ラジオ、そしてステージで演奏を披露する。

 一般人が作った曲が、一夜にして世界を席巻することはありえない。世界に広まるには、それなりのステップが必要だった。

 しかし今、ソーシャルメディアやスマートフォンといった新技術の世界が、音楽の構図を覆そうとしている。

 Smule(スミュール)。

 彼らの作るアプリをダウンロードすると、iPhoneやiPadが、そのまま楽器に変身する。そして、簡単に高度な音楽を奏でることが可能で、しかも瞬時に世界に向けて配信できる。

 素人が簡単に作曲・配信できるため、音楽の世界がユーザー主役の時代になってきたのだ。

 このバーチャル楽器アプリを制作し、アップルユーザーから「カリスマ的存在」と呼ばれるソフト開発会社、Smule。大ヒットアプリを次々と生みだし、総ダウンロード数は1000万回を数える。楽器アプリを作る会社は数多くあるが、その人気は他を圧倒している。そのダウンロード数は、音楽の世界を変えるマグマのように世界に広まっている。

 革新的な商品は一体どこから生まれたのか。

 そこで、米カリフォルニア州シリコンバレーの一角、パロアルトにあるSmule本社に足を踏み入れた。スタンフォード大学のお膝元で、フェイスブックやHPなど大手IT(情報技術)企業の本社が数多くひしめく地域だ。人はその地を、「最も成功したIT企業が集まる場所」と呼ぶ。

 その中でも、今、注目を集めるSmuleの共同創業者のGe Wang(ガ・ワン)准教授に話を聞いた。

 これから「音楽革命」の舞台裏を見ていこう。

―― Smule はiPhoneとiPadで弾くことのできるバーチャル楽器を開発しています。代表的な作品にはどんなものがありますか?

ワン 一番人気なのはiPhone向けアプリの「オカリナ」で、およそ500万人のユーザーがいます。どんなものか、実際に演奏してみせますね。

動画へのリンク
画像をクリックすると動画をご覧いただけます。(WMV形式)

 ワン氏は、iPhoneのマイクに息を吹きかけながら、スクリーンに表示された笛の4つの穴を使って演奏してくれた。空気の微妙な変化をマイクが感知し、穴を押さえる組み合わせとタイミングによって、まさに本物の管楽器のように繊細な演奏ができるのだ。

楽器であり、ゲームでもある

ワン それから「I Am T-Pain」。自分が発した声が、著名ラッパーのティー・ペイン氏の声に変換されるというアプリです。

 最近のものでは、「Glee Karaoke」があります。これはFOX(米テレビネットワーク)の人気ドラマ「Glee/グリー」の曲を、カラオケで歌うことができるんです。それからiPad用のアプリでは、「マジックピアノ」が人気です。

 これらは、音楽楽器でもあり、ゲームでもあります。キーがすでにプログラミングされていますから、演奏するのは本物の楽器よりも簡単ですが、演奏のやり方次第では、さまざまな音を出すことができます。

コメント0

「アメリカから見る未来」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授