• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

共和党の大統領候補に名乗りを上げたハンツマン氏

中国事業が米国の雇用を奪った?

  • Bloomberg Businessweek

バックナンバー

2011年7月7日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

John McCormick(Bloomberg News記者)
米国時間2011年6月23日更新「 The Trouble Lurking Offshore for Jon Huntsman

 大統領選に出馬する政治家はみな、触れてほしくない弱みを抱えている。ジョン・ハンツマン氏(51歳)の場合、その弱みの多くは中国に由来している。と言っても、ハンツマン氏がバラク・オバマ政権下で2年間、駐中国大使を務めたからではない(同僚の共和党員の中にはこの点をあげつらって、保守派政治家としての同氏の資質を疑問視する人々もいるが)。景気後退にうんざりした有権者から「あなたが巨万の富を築く元になった躍進著しい家業は、なぜ米国ではなく、アジアその他の地域で数多くの雇用を生んでいるのか?」という、極めて厳しい質問を浴びせられる恐れがあるのだ。

 この元ユタ州知事は6月21日、わざわざニュージャージー州の公園を選んで大統領選挙への出馬を表明し、カメラが捉える自分の姿の背後に自由の女神が映り込むようにした。この映像にはハンツマン・コーポレーションの赤と青のロゴは映らなかった。

 ハンツマン社は、父親ジョン・ハンツマン・シニアが創業した会社だ。同氏は億万長者で筋金入りの共和党員。ニクソン政権下でホワイトハウスのスタッフを務めた。息子のジョン・ジュニアは、家業の若き幹部として成功して名を上げ、やすやすと公職への道に進んだ。

ハンツマン社は海外従業員の方が多い

 ハンツマン氏は国際経験の豊富な、企業家精神に富む政治家としての経歴を武器に大統領を目指している。同氏は演説で「我々は、米国経済の力強い雇用創出の原動力──産業とイノベーション、信頼性、米国人とその企業の先駆的才能──をよみがえらせる必要がある」と語っている。

 ハンツマン氏は、雇用に関して一家言を持つ、説得力のある経歴の持ち主だ。彼がかつて経営の一翼を担っていたハンツマン社は、従業員数1万2000人、2010年の売上高が92億5000万ドル(約7400億円)の世界有数の化学メーカーだ。

 この事実は大統領候補としてのハンツマン氏にとって有利なセールスポイントになるだろう。ただし、ハンツマン社のデータによると、米国内の社員はこのうちわずか2174人にすぎず、残りは世界各地に散らばっている。同社は国別の従業員数を明かしていないが、「中国で1151人雇っている」とかつて発表している。

2009~2010年に、中国における売上高は57%上昇

 ハンツマン氏の弟で、同社のCEO(最高経営責任者)を務めるピーター・ハンツマン氏(48歳)は、今月、業界団体の会合で、「現在の我が社の従業員は、インドから中国までの地域を合わせた数の方が北米を上回っている。10年前には従業員の90%が北米にいたことを考えると、これは極めて驚きの変化だ」と語っている。

 ほかの化学メーカー同様にハンツマン社でも、売り上げにおける中国の割合が増えている。米化学大手デュポン(DD)では、中国と香港の売上高が、2009年からの2年間に51%増加した。ハンツマン社の中国事業が拡大したのは、よくある業務提携――中国政府が過半株式を保有する企業と提携する――がもたらした結果だ。ブルームバーグのデータによると、ハンツマン氏が駐中国大使を務めた2009~2010年の間に、同社の中国における売上高は57%上昇して8億8100万ドル(約705億円)に達した。

コメント0

「Bloomberg Businessweek」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック