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中国マネーが世界の住宅市場を動かす

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2011年7月8日(金)

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Kelvin Wong(Bloomberg News記者)
Nichola Saminather(Bloomberg News記者)
Hui-yong Yu(Bloomberg News記者)

米国時間2011年6月23日更新「 The Chinese Go on a Global Homebuying Spree

 6月上旬の晴れた土曜の朝、中国の土木技師ラリー・シューさん(38歳)は、香港で開催された不動産業界のイベント会場に居た。展示会を見回りながら、住宅をもう1軒購入すべきかどうか思案していた。購入を検討しているのは、香港――この2年間で住宅価格が50%値上がりしている――の物件ではない。タイやマレーシアなどの物件だ。

 シューさんは「既に上海に自宅はあるので、妻と私は中国国外への投資を考えている。香港の不動産に投資したがっている上海市民も居るが、香港の物件は価格が高すぎると思う」と語る。シューさんは出張を終えて帰宅する前に、このイベントが開催されている香港コンベンション&エキシビジョンセンター(香港会議展覧中心、HKCEC)を訪れた。

 この展示会には、シューさんら中国の富裕層・中流層3000人が詰めかけ、世界中の投資用住宅や別荘用住宅を物色していた。米フロリダ州の価格6万8000ドル(約550万円)の差し押さえマンションや、ベトナムにある200万ドル(約1億6000万円)の海岸沿い別荘など、様々な不動産が売買された。

 中国の不動産情報サービス会社、捜房網(ソーファン、SFUN、本社:北京)の創業者である莫天全(モー・ティアンクアン)会長は「イベント参加者の中には、子供がより良い教育を受けられるように住宅を購入する人も居れば、移民を念頭に置いて住宅を購入する人も居る」と語る。同社は、中国最大の不動産情報サイトを運営し、不動産購入者向け海外視察ツアーも主催している。

 過去7カ月、香港や中国の政府当局が不動産購入や金融取引への規制を強化する中、国外の不動産物件を購入する動きが強まっている。2010年、不動産価格は上海で26%上昇し、北京では28%上昇した。しかし、規制強化によって、中国内の不動産ブームは沈静化し始めている。

英国、カナダでも存在感を増す中国マネー

 中国人の人気を集めている都市は英ロンドンだ。英不動産仲介大手サヴィルズのヨランデ・バーンズ調査部長は「英ポンド安と魅力的な教育環境が追い風になり、中国人がロンドンの不動産を買いつけている。2009年以降、中国の購入者は一大勢力になっている」と指摘する。

 2008年、ロンドン主要市街地のカナリーワーフ地区やドックランズ地区の中古住宅を、外国人が8200万ポンド(約110億円)分購入した。このうち、中国人による取引は1件もなかった(サヴィルズ調べ)。これが2010年には、外国人による不動産購入額1億ポンド(約130億円)のうち、中国人が4割を占めた。2011年第1四半期(1~3月期)、ロンドン中心街の住宅価格は前年比2%増加している。

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