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カタールがリビア反体制派を支持

カダフィ後の油田・ガス田利権を狙う

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2011年7月26日(火)

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Chris Stephen(Bloomberg Businessweek寄稿者)
Robert Tuttle(Bloomberg News記者)
Caroline Alexander(Bloomberg News記者)

米国時間2011年7月14日更新「 Qatar May Win Big If Libyan Rebels Prevail

 リビアの反政府軍の支配地域では、カタールからの支援のしるしが至る所に見える。北東部の都市ベンガジ--反政府軍の拠点になっている--の兵士たちが着ているのは、カタールが支給した砂漠用の戦闘服だ。反政府軍本部の外には、カタールの首長ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニーの肖像写真を掲げた巨大な看板が立っている。土産物店は白と赤茶色のカタール国旗を販売している。

 北西部ミスラタ――毎日のように政府軍が放つグラートミサイルによる爆撃を受けている前線の町――近郊では、カタール人が設備の整った野戦病院を作り、負傷した反政府軍の兵士やその家族を治療している。ミスラタ空港の責任者によると、NATO(北大西洋条約機構)軍の許可が下り次第、カタールは航空機を使った人道支援活動を展開し、負傷者を国外に運び出す意向だ。

 世界最大規模の天然ガス田を所有するペルシャ湾岸の小国カタールは、現在、アラブ諸国のなかで最も積極的にリビアの最高指導者ムアンマル・カダフィ大佐の政権追放を目指して戦っている。英仏軍を中心とするNATO軍が空爆作戦を展開するなか、カタール軍はミラージュ戦闘機を派遣し、国連の定めた飛行禁止区域を監視している。

 リビア反政府軍のスポークスマン、マフムード・シャマン氏によると、5カ月前に戦闘が勃発して以来、カタールは1億ドル(約78億円)を融資している。反政府軍のメンバー、スレイマン・フォルティア氏によれば、カタールは、AK-47自動小銃などの軽火器も供給している。反政府グループが現金収入を確保するのを手助けするため、カタールは彼らが生産する石油を国外の顧客に販売している。

 さらにカタールは、反政府グループがフランスの衛星を使ったテレビ局を設立するのを支援し、カダフィ政権が支配するリビアのメディアの影響力を弱体化するのに努めている。英国に居るリビア暫定国家評議会のグマ・エルガマティ議員は「カタールは物流や金融面で、リビア国民を積極的に支援してくれている」と語る。

「影響力を確保し、良い友人を作るために富を使え」

 問題は、カタールがこうした支援を提供する理由だ。

 カタールはアラブ世界の端に位置するリビアから1600マイル(約2600キロメートル)以上離れている。カタールにいちばん近い隣国はイランとサウジアラビアで、ハマド首長はこの両国との友好関係維持に懸命に努めている。人口わずか170万人のカタールにとっては、これだけでも荷が重いように思われる。ましてやカタールは、中東地域における米軍の最重要基地を受け入れてもいる。

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