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エールフランス、労使対立を乗り越えて低コスト化を実現できるか?

搭乗客にゴミ回収の協力を求める方針

  • Bloomberg Businessweek

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2011年7月27日(水)

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Laurence Frost(Bloomberg News記者)
米国時間2011年7月14日更新「 Attention, Air France Passengers: Take Out the Trash

 サービスの簡素化や省力化が進む航空業界において、仏航空大手エールフランスは手厚いサービスを提供し続けてきた。同社のファーストクラスは、座席が広々としており、すべての便でワインを無料提供している。

 だが、エールフランスのサービス充実にも限界があるようだ。同社はフランス国内便の乗客に対し、飛行機から降りる際に、通路のリサイクル箱にゴミを運ぶよう呼びかける方針だ。客室乗務員の労働組合が機内の清掃業務を拒否しているためだ。

 課題はこれだけではない。エールフランスの親会社である仏蘭系エールフランス・KLMグループのピエールアンリ・グルジョンCEO(最高経営責任者)はフランス国内の航空市場で、格安航空大手の英イージージェット(本社:ルートン)やアイルランドのライアンエア・ホールディングス(RYAAY)の追い上げに遭っている。ライバルに対抗し、フランス各地の路線の顧客を取り戻すため、様々なコスト削減策に取り組む必要がある。ただ、低コストでの運営を目指すエールフランスの取り組みは、今のところ労働組合の抵抗に阻まれている。

搭乗客にゴミを運ぶようよびかける方針

 グルジョンCEOは低コスト戦略の一環として、エールフランスが保有する単通路型航空機「エアバスA320」の一部をパリからマルセイユやニース、トゥールーズの空港に移す計画だ。この変更により、同社はこれらの国内ハブ空港から北アフリカや東欧、北欧への数十の新しい便の運航に対応できる。ハブ拠点で働く従業員には、より柔軟な勤務条件でより長時間勤務することを求める計画だ。

 エールフランスは現在、旅客機が空港に留まっている短い時間を利用して、1回または2回フライトするごとに清掃を行っている。新たな計画では、4回のフライトごとに1回の清掃に減らす。こうした変更でコストを節約するとともに、次の運行までに要する時間を最大で10分切り詰めて、35分以下に短縮する。また、旅客機を航行させている時間を現在の1日8~9時間から、1日約12時間に増やすことができる。

 フランスの空港を出発するすべて国内線と国際線におけるエールフランスのシェアは、イージージェットがフランスに最初に進出した2002年には39%だった。だが2009年のデータ――現時点で発表されている最新の統計――では、エールフランスのシェアは34%に低下した。イージージェットのシェアは同期間に4倍以上に増え、7.6%に達している。イージージェットは2011年上半期にフランスでの輸送力を35%増強した。エールフランスの広報担当セリーヌ・プルネ氏は同社の今後の計画についてコメントを避けた。

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