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欧州ソブリン債危機、ついにフランスに飛び火か?

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2011年7月28日(木)

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Mark Deen(Bloomberg News記者)
米国時間2011年7月21日更新「 The Next Debt Crisis Could Come from Paris

 フランスのニコラ・サルコジ大統領はこれまで、ギリシャやアイルランド、ポルトガルで起こっているソブリン債危機で欧州の対応策を取りまとめる重要な役割を果たしてきた。だが、欧州の共通通貨「ユーロ」を守るためにサルコジ大統領ができる最も大きな貢献は、深刻化するフランス経済を改善することかもしれない。

 仏首相経済諮問委員会の委員であり、フランス国際関係研究所(IFRI、パリ)に勤めるジャック・ミストラル氏は「このまま進めば、我が国は危機的な状況に陥る。小手先の対応では難を逃れられない」と語る。

 フランスは欧州第2位の経済大国で、ユーロ救済策の資金も2番目に多く拠出している。しかし、財政赤字削減の取り組みでは、ユーロ加盟国の中で立ち遅れている。フランスは伝統的に強い輸出競争力を持っている国家であるが、2011年の貿易赤字は過去最大規模に拡大しそうな勢いだ。

 フランスの信用格付けは今も最高位のトリプルAを保っている。フランスの公的債務残高は1兆6000億ユーロ(約180兆円)で、GDP(国内総生産)比の水準は欧州最大の経済大国であるドイツと同程度だ。しかし、フランスの2010年の単年度の財政赤字はGDP比7%に達した。これはイタリアよりも高い比率で、ドイツの2倍に達する。ユーロ救済策で支援を受ける国を除けば、ユーロ圏でフランスより財政状態が悪いのは、スペインとスロバキアのみだ。

 フランス企業は航空宇宙や化学、医薬品、農業製品、自動車などの分野で主要な位置を占めているが、国際競争において苦戦している。フランス政府に助言を行っている仏民間経済シンクタンク、レクセコド研究所によれば、欧州の輸出全体に占めるフランスのシェアは2000年には15.6%だったものが、2011年1~5月には12.5%に低下している。

 フランスの貿易赤字は4月、5月と2カ月連続で70億ユーロ(約7900億円)を上回った。仏金融大手ソシエテジェネラルのエコノミスト、ミシェル・マルチネス氏(パリ在勤)は、フランスの2011年の貿易赤字は過去最大規模に拡大すると予想する。フランスの輸出は景気後退前の水準を下回り、「世界経済の回復による恩恵を最大限に受けたドイツとは、これ以上ないほど対照的だ」(マルチネス氏)。ドイツは2010年、GDP(国内総生産)比5.3%に当たる貿易黒字を計上している。

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