• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

中国は欧州財政危機の救世主か

中国の今、人民元の将来[4]

  • 豊島 逸夫

バックナンバー

2011年8月22日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

今 来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

 長い夜が明け始めて白々と空に残る月の姿と、裏切られ待ちくたびれた女の心を詠んだお馴染み百人一首の歌が、今の投資家のココロを代弁しているかのようだ。

 2011年初頭、米国景気は回復軌道に乗り、市場環境好転が語られ、マーケットではリスクマネーが今度こそホンモノと蠢き始めた矢先、欧州財政危機が再燃した。

欧州経済救済に動く救済、その真意は?

 そこで欧州の救世主として期待され、自らも救世主たらんと振舞っているのが中国だ。具体的にはスペイン、ポルトガル、アイルランドなどの国債を積極的に購入する意向を明確に示したのだ。

 欧州各国は警戒感を持ちつつも基本的には熱烈歓迎の姿勢。中国にしてもWTOでのダンピング批判をかわし“市場経済重視”の姿勢を印象づける良い機会であることは間違いない。

 さらに3兆ドルにまで膨張した外貨準備の分散運用の意味もあろう。下心はミエミエだが温家宝首相はギリシャ、スペインなどを自ら訪れ「最近の情勢で欧州債券の価値は毀損したが、欧州への投資を減らす気はない」ことを強調して回っている。

 また中国はEFTS(欧州金融安定基金)が発行するPIGs支援のための債券の購入にも積極的な姿勢を見せている。

 欧州側も中国に対して最高級の謝意を表明。ファンロンバウ欧州理事会常任議長(欧州連合大統領)は2011年5月に中国を訪問。北京の人民大会堂で中国の胡錦濤首席と会談した際に「欧州の経済回復に大きな貢献をした」と持ち上げた。これに対して胡首席EUから中国への企業進出を強く希望。さらにEUが中国を市場経済国として認定するように求めている。

 さて、筆者は2010年12月にアイルランドの首都ダブリンを訪問した。その前後に中国出張もあり両サイドの事情の理解を深める機会ともなった。以下はその時の訪問記である。

 アイルランドは日本語で愛蘭土、略称「愛」と書く。この愛の国は教育水準は高く勤勉な民族で、国内治安も良く景色も美しい。英エコノミスト誌は2005年に欧州で最も住みやすい島に選んだほどだ。優秀な人材を世界に輩出し“人材養成工場”とも言われた。特に米国には3600万人もの愛系米国人が各界で活躍してきた。

 代表的なところではJFケネディー、レーガン、クリントンからグレース・ケリー、マライア・キャリーなど。

コメント0

「金と世界経済」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本全体として若い世代にもっと所得の分配をしていくべきだと思う。

川野 幸夫 ヤオコー 会長