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株も不動産も奪い合い!シリコンバレー・バブルが熱い

期待通りの驚異的成長は続くのか

  • 加藤 靖子

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2011年8月11日(木)

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 シリコンバレーでは、インターネット関連企業の華々しいニュースが報じられ、バブルの様相を呈している。今回のバブルを牽引するのは、ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)のフェイスブックをはじめ、ソーシャルゲーム会社のジンガ、マイクロブログのツイッターなど、SNS関連の企業たちだ。

 6月にビジネス向けSNSのリンクトインが上場すると、IPO(新規株式公開)価格の一株45ドルから約84%も高い83ドルという初値を付けた。そして、その日のうちに112ドルまで跳ね上がった。数ある注目SNSの1つだったリンクトインだが、破竹の勢いで株価が上昇したことで、IPOを控える企業にも期待が高まっている。最近のシリコンバレーでは、SNS関連企業の時価総額や、IPOの話題が飛び交い、その姿は市場に熱狂して浮ついている新興国のようだ。

ソーシャルネットワークブームを牽引すると言われる、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO。同社は来年、上場すると噂されている

 「今回のバブルを名付けるとすれば、“ソーシャルネットワーキングバブル”と言えるだろう」

 米国ベンチャービジネス情報会社、トランス・パシフィック・ベンチャーズCEOの安藤茂彌氏はそう表現する。

 この状況は、2008年のリーマンショック以降、低迷を続けている米国経済を考えると、俄には信じがたい。米政府の債務上限引き上げ問題が合意に達し、ひとまず窮地を脱したものの、財政赤字削減の解決策を明確に打ち出せず、米国債の格下げを引き金に世界の株式市場は不安と混乱に陥っている。

 また米国の失業率は9%台に高止まりし、景気の先行きも暗い。大手民間調査機関コンファレンス・ボードは、今後も景気低迷が続き、失業率は2012年末でも8.5%の高水準に留まると予想している。雇用回復も期待できず、住宅不況や消費低迷にあえいでいるのが現在の米国経済の姿だ。

 そんな中、シリコンバレーだけが景気のいい話で盛り上がり、バブルの兆候が至る所に見られる。

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