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新局面迎えたウォール街占拠デモ

若者達が声を上げる本当の理由

  • 加藤 靖子

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2011年10月17日(月)

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 若者を中心に始まった、行き過ぎた市場経済に抗議する「Occupy Wall Street(ウォール街占拠デモ)」。この活動に共鳴する人達が、後を絶たない。デモと集会は、銀行や証券会社などが立ち並ぶ世界経済の中心「ウォール街」で行われている。発端はソーシャル・ネットワーキングの呼びかけで数百人規模から始まった運動だ。しかし、その規模は現在、5000人~7000人とも言われている。

デモ隊が独自に作る「Occupied Wall Street Journal(占領されたウォール・ストリート・ジャーナル)。有名紙をもじった新聞を発行し、道行く人に配布している。

 それだけではない。ボストン、シカゴ、テキサス、サンフランシスコなど、全米各地にまで拡散し、勢いを増す一方だ。彼らが発信したメッセージとうねりは、予想以上に米国人の心を揺さぶっている。

 この運動の始まりは、決して幸先の良いものではなかった。リーダーが不在で具体的な目的が見えないことから、「出口のない革命」とメディアで揶揄されていたからだ。

 確かに、デモ参加者が抱える不満は多岐に渡る。米国に広がる失業問題、貧富の差、高い家賃や高い学費、拝金主義、環境問題や戦争問題を叫ぶ人もいる。参加者に声をかければ、彼らが答える不満は十人十色だ。現在、「富の不当な集中の象徴」である金融機関の集まるウォールストリートから、彼らは抗議活動を続けている。

 そんなデモだが、潮目が変わり始めたのは、10月1日土曜日。ブルックリン橋で、700人以上のデモ隊が一斉に逮捕されてからだ。彼らの本気度に、世界が注目したと言っていい。

 ニューヨーク州ブルックリンに住むデビン・ロナルドソン(28歳)も、貧富の差に怒りを覚え、デモに参加している1人だ。この日も、いつものように集会の拠点であるズコッティ公園に集まりに来た。集まったのはおよそ3000人。彼が参加し始めてから、日を追うごとに参加者は増え続けている。メディアステーション、フードステーョン、宿泊場所までが作られ、公園が静かな日はない。

 とうとうデモの開始だ。マンハッタンを数時間歩いた後、デモ隊はブルックリン橋の歩道、そして車道へと入った。ニューヨークの象徴でもある美しいブルックリン橋は、たちまち人で占拠されていく。デモ隊は風を受け、自由の女神を眺めながら、ゆっくりと橋を歩き進めた。

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