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新しく広がる「コワーキング」という働き方

大前研一氏も注目する、新しい仕事のスタイル

  • 加藤 靖子

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2011年10月31日(月)

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 近年、サンフランシスコやニューヨークといった都市で「コワーキング・スペース」(coworking space)が急拡大している。コワーキング・スペースとは、フリーランスのプログラマーやウェブデザイナーなど、独立して働く者同士が共有するオフィススペースだ。机、会議室、インターネット、電源、ファックスなどを備える施設で、入居者はすぐに仕事を始める事ができる。ただ、コワーキング・スペースは単に机や場所を借りるところではない。そこで働く人がネットワーキングを作り出したり、アイディアを生み出したりと、相乗効果のあるコミュニティー・スペースであることが特徴だ。起業家が多く集まるサンフランシスコ/シリコンバレー地域では、企業に属さずに個人で働くスタイルをとる人も多い。さらにスタートアップビジネスの場合、事業が急に拡大する可能性もあるため、年単位でオフィスを契約するのが難しいという事情も抱えている。こうした需要に合わせて、新しいスタイルのオフィスが人気を博しているのだ。

シチズン・スペースのサンフランシスコオフィス。大きく開放的なオープンスペースで、コミュニケーションやネットワーキングも広がる。$10/日や$150~$450/月のコースがあり、値段は手頃だ。(写真提供:Citizen Space)

 この新しい働き方に、国際コンサルタント大前研一氏も注目する。10月17日、サンフランシスコのコワーキング・スペース、「シチズン・スペース」(citizen Space)に大前氏が訪れ、パネル・ディスカッションが行われた。大前氏に加え、パネルにはシチズン・スペースCEO(最高経営責任者)のトビー・モーニング氏、コワーキング・コーチとして、施設にアドバイスを行うレインズ・コーヘン氏、サンフランシスコを拠点とするウェブコンサルティング会社CEOのブランドン・ヒル氏が参加した。現在のコワーキング・スペースの現状から、将来のトレンドまで新しい働き方を議論した。

誰にでもグーグルのオフィス環境を!

 シチズン・スペースは、2006年にサンフランシスコで開設されたコワーキング・スペースの先駆けとして知られている。現在ではサンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンなど大都市を中心に、コワーキング・スペースが600程にまで急増しているという。オープンなオフィスを作るというアイディアはどこから生まれたのか。シチズン・スペースのCEO、トビー・モーニング氏は、オフィススペースを開設した理由をこう語る。

 「グーグルの快適なオフィス環境はとても有名です。私たちは、グーグルで働いていない人にも、グーグルのような素敵な場所を提供したかった。目指したのは楽しくて、コラボレーティブで、オープンなオフィススペースでした。」

 モーニング氏が言う通り、シチズン・スペースを始めとするコワーキング・スペースは快適で、かつ創造的な空間ばかりだ。「ここで働いてみたい!」と思わせるようなスペースが多い。グーグルやフェイスブックがエンジニアを惹き付ける為に、素晴らしいオフィス環境を整えているのは有名な話だ。それと同じく、コワーキングも吹き抜けの高い天井や、モダンなオフィス家具を備え、大変おしゃれでフレンドリーな雰囲気になっている。ソファーで雑談できる空間や、仕事に没頭できるデスクなど、オープンかつ仕事のしやすい空間だ。クリエイティブなウェブサービスを提供するプログラマーにとっては、こうした空間が、発想の助けになると言えるだろう。さらに豊富なアメニティも取り揃え、働く事だけに集中できるような工夫されている。多くのスペースにはキッチンがあり、コーヒーやソフトドリンク、そしてシリアルバーやチョコレートといったスナックまで用意され、至れり尽くせりの環境なのだ。

左からコンサルタントの大前研一氏、コワーキング・コーチを務めるレインズ・コーヘン氏、ウェブコンサル会社のCEOブランドン・ヒル氏、シチズン・スペースCEOのトビー・モーニング氏

コメント4件コメント/レビュー

■知恵で勝負する人たちにとっては、一つの形態かも知れませんね。実業では「なんじゃこりゃ」ですが。 ■東大阪の貸倉庫なんかでは、「近所のよしみ」で連携しています。(迷亭寒月)(2011/10/31)

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いただいたコメント

■知恵で勝負する人たちにとっては、一つの形態かも知れませんね。実業では「なんじゃこりゃ」ですが。 ■東大阪の貸倉庫なんかでは、「近所のよしみ」で連携しています。(迷亭寒月)(2011/10/31)

こんな場を提供してくれるパトロン的は家主をさがしたい。。。TOKYOは何をするにも場所が高すぎる。(2011/10/31)

長年のサラリーマン生活に見切りをつけ、インターネット系フリーランスに身を投じています。震災で以前より仕事量&単価共に激減している昨今、日本のフリーランス間でも仕事の融通し合いやコワークの相談が活発化しており、こうしたフリースペースの出現は全国的に望まれるところです。一方で、フリーランス(なおしは1人社長)のモラルの低さが壁、という厳しい現実があります。つまり、アイデアの盗み合い、行方をくらまし料金を不払いなどが非常に多く起こっているからです。面白そうなアイデアを聞き出し、より安い単価で作ってくれるワーカーを徘徊して探す・・・このようなことをやられてしまうと、どこの誰だろうとおいそれと話に乗るわけにはいかないのです。米国ではこうしたモラルの部分はどうなっているのか非常に気になります。(2011/10/31)

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