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アップル、電子教科書参入の衝撃

ジョブズが教育にみた夢と現実

  • 加藤 靖子

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2012年1月30日(月)

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 「アップルの教育改革って、結局どこが重要なポイントなの?」という質問を受けた。1月19日、米アップルが行った電子教科書参入と、教育改革についてのイベントは世間の話題をさらっている。アップルの新プラットフォームは一体何が革新的で、またここから何が起ころうとしているのか、もう一度おさらいしてみたい。

米アップルのホームページより。iBooks2で販売される電子教科書たち

 第一の目玉は電子書籍の配信ソフト、iBooksのアップデートだ。今までも電子教科書は存在したが、テキストが中心だった。しかし新しくなった「iBooks2」では、教科書がiPad上でよりインタラクティブ(双方向)に使えるようになる。例えば教科書上の写真の拡大、動画の再生、指で画像を回転させたり、単語カードを作ったりと、より学習に効果的な機能が追加されている。まずここが大きな一つの変化だ。

 二つ目は、教科書作成ソフト「iBooks Author(アイブックス・オーサー)」のリリースだ。動画、写真などを埋め込みながら、誰でも簡単にiPad向けの電子教科書を作成することができる。このソフトは非常に使いやすく、教科書を簡単に作ることができるとすでに評判を集めている。アップルが作成ソフトを無料で提供することで、電子教科書の数が一気に増えると見られている。

 最後に、iTunes U(アイチューンズ・ユー)がアップデートされた。すでにあった大学の講義だけでなく、高校、中学、小学校の講義、概要、課題、教科書などを配信することができる。すでに50万以上のクラスが用意されており、世界中の誰もが教育コンテンツに自由にアクセスできるようになる。

 アップルの電子教科書参入の衝撃の大きさは、音楽業界の前例を持ち出すと分かりやすいだろう。アップルは、かつてiPodという人気の音楽向けハードウェアを作り出し、さらにiTunes Storeという音楽の配信・販売システムを同時に整えたことで、音楽のデジタル化を大きく飛躍させた。

 今回の事例もこれと重なる。米アマゾンのKindle Fireなど他社も追い上げを見せるが、アップルは未だタブレット端末分野で一番大きな存在感を放つ。そんな同社が、タブレット端末と組み合わせて電子教科書の配信システムを整えることで、電子教科書の普及が飛躍すると見られている。ここがアップルの電子教科書参入に関する衝撃の理由だ。

電子教科書の教育効果は実証済み

 iPad上の電子教科書で実現出来ることは、本当に目を見張るものがある。子供達が、美術の写真を拡大したり、生物の教科書で動物の画像を見たり…と、好奇心や学習意欲の向上が期待できる。

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