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フェイスブックを支えるNo.2、サンドバーグ氏の素顔

急成長のカギを握る絶妙のパートナーシップ

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2012年2月8日(水)

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大学生の情報交換から始まったフェイスブックが一国の民主化を促す存在にまでなった。躍進の裏には、神童創業者と有能な文系No.2女性の絶妙なパートナーシップがある。米財務長官の首席補佐官も務め、将来の大統領候補とも言われるこの女性の素顔に迫る。

 急成長する米SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)最大手、フェイスブック。その企業規模を大きくし過ぎないよう維持するにはどうすべきか――。

 4月下旬、各事業部門の幹部30人が集まり、若き創業者マーク・ザッカーバーグ氏(27歳)を悩ますこの問題を議論するため、会議が開かれた。進行役は同社で2番目に有名な人物、COO(最高執行責任者)のシェリル・サンドバーグ氏(41歳)だ。

企業規模は大きくしない

 焦点は、人員を増やさずに、利用者や広告主、提携サイトに関連する問題をいかに自動化システムを活用して解決するかだ。各部署が生産性向上に向けて取り組んだ具体策を報告した。

 例えば、新サービスの「ソーシャル認証」。これは、利用者が自分のアカウントから締め出された場合、友人に認証してもらえば再び使えるようになるという新たな認証システムだ。偽のプロフィル登録を防ぐため、地図上に利用者の所在地を表示して継続したいか意思を尋ねるという自動システムも報告された。

グーグルから3年前に移ったフェイスブックのシェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)は「最高のNo.2」と絶賛されている(写真:Anzuoni/Reuters)

 「素晴らしい前進だわ」。国際部門の幹部がインドのハイデラバードオフィスが進める効率化推進策を発表した時、サンドバーグ氏はこう言った。「この開発に携わった社員は誇りに思うべきよ。グーグルにいた時、これをやるのに4年かかったんだから」。

 こうした手段で採用ペースを抑えるのがサンドバーグ氏の狙いだ。急成長期に人員を急増させ、その結果、社内に官僚主義がはびこり、技術革新を阻害され苦しむネット企業は少なくない。

 グーグルの社員数は今や2万6000人強。フェイスブックは2500人にすぎない。現在改修中の新本社ビルの最大収容人数は3600人。「規模を抑える秘訣は、とにかく小さくあろうと努力することよ」とサンドバーグ氏は話す。

 会議終盤に登場した1枚のスライドにサンドバーグ氏が感激した。「なんて美しいグラフ。額に入れて飾ろうかしら」。同社の広告収入と広告量は右肩上がりに増えるが、そのサポート業務に必要な仕事量は横ばいを維持できるというグラフだった。「これこそが私たちが求める企業の姿です」。

副司令官の人材が不足

 美しい成長グラフを描く企業がシリコンバレーに誕生すると、起業家や投資家たちは、「大人の管理者」の必要性を指摘し始める。世間知らずの創業者から会社を引き継いで、激動の拡大期を導き、優れた発想や画期的な技術を本物の事業に転換できる経験豊富な経営者だ。だが最近は、経営指揮権を執り続けたいとする若い創業者が増えており、副司令官の人材が不足している。天才的創業者を見劣りさせず、うまく補佐するサンドバーグ氏のような存在だ。

 フェイスブックほど彼女を必要としている企業はない。グーグルから移って3年、彼女のおかげで同社は想像もしなかった高みに達している。彼女は世界の大手ブランドが出稿したがるような広告システムを考案し、尊大なザッカーバーグ氏とも緊密な協力関係を築いている。

 だがサンドバーグ氏は今、試練に直面している。フェイスブックの登録者数は彼女が入社した頃の6600万人から今や6億4000万人を突破。驚異的な成長には混乱のリスクが潜むものだ。

 今年の年末か来年早々とされる同社のIPO(新規株式公開)は、1000億ドル規模になると多くの金融関係者は予測する。IPOにより同社は、世界で最も評価額の高いネット企業の1つになる。このことは同社への監視の目も一層厳しくなることを意味する。

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