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“コロラドの変”はスーパーチューズデーでも起こり得るか

依然として「真正保守主義者の資格認定書」が取れないロムニー

2012年2月17日(金)

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「ドブに落っこちたロムニーのバンドワゴン(楽隊車)」

 保守穏健派のミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事は、フロリダ州予備選で勝利し、名実ともに共和党の本命候補に躍り出たかのように見えた。しかし、2月7日に行われた中西部3州――コロラド、ミネソタ、ミズーリ――の党員集会で伏兵リック・サントラム元上院議員に不覚の3連敗を喫した。指名獲得争いは長期化の様相を呈している。

 まさに「ロムニーのバンドワゴン(勢い良く走り出した楽隊車)がドブに落っこちてしまった」(NBCテレビ)のだ。むろん、これで共和党の大統領候補指名争いが振り出しに戻ったわけではない。共和党の大統領候補選びを根底からひっくり返すような“Rebellion”、つまり“コロラドの乱”になるとの見方はあまりない。一時的な“コロラドの変”との位置づけが一般的だ。

 それでも、ロムニー候補3連敗が意味するところは大きい。共和党内の体制派が目指す路線に、草の根保守主義者が反発していることが鮮明になったからだ。共和党体制派は、ロムニー候補を早く指名しようと考えている。秋の一般投票を見据え、オバマ大統領に対抗できるのは、金もあり、地位もあり、学もあるロムニー、と考えているからだ。そのロムニー対して、草の根保守の人たちは「真正保守主義者の資格認定書」を出すのをまだ渋っている。

 ワシントンの共和党全国委員会の幹部の1人が、筆者との電話インタビューでぽつりと漏らした。「指名決定にはまだまだ時間がかかる。スーパーチューズデーがどうなるか。ひょっとすると、夏の党大会までもつれ込むかもしれない」。

コロラド、ミゾリーで、ロムニーが負けることは想定の範囲だった?

 アメリカ共和党予備選(党員集会投票)にはこれまで1つのパターンがあった――投票の結果は、前日もしくは前々日に行なわれた世論調査の結果をほぼなぞる。

 アリゾナ、ミズーリ両州におけるロムニーの敗北は、その前々日に公表された世論調査で半ば予想されていたのだ。

 ミネソタ州投票前日の世論調査と党員集会での投票結果は以下の通りだ。

  サントラム ロムニー ギングリッチ ポール
2月4~6日
パブリック・ポリシー
・ポーリング
33% 24% 22% 20%
2月7日
最終投票結果
45.0% 16.8% 10.8% 27.1%

 世論調査ではサントラム候補が9%リードしていた。実際にはその2倍近くの差をつけた。サントラム候補の勝利は全くの番狂わせだったわけではない。(“Minnesota Republican Presidential Caucus,”Real Clear Politics,)

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「“コロラドの変”はスーパーチューズデーでも起こり得るか」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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