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サムスン家が7000億ウォンの遺産紛争

サムスングループの支配構造を崩す恐れも

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2012年3月9日(金)

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 李孟煕(イ・メンヒ)氏(81)が、弟である李健煕(イ・ゴンヒ)(70)を相手に 「相続分に応じた株を返してほしい」と訴訟を起こした。李孟煕氏は、サムスングループの創業者、故李秉喆(イ・ ビョンチョル)氏の長男。李健煕氏は、孟煕氏の弟で、サムスングループ会長を務める。

 李孟煕氏は次のように主張している。「父親が生前に、第3者の名義で財産を信託した。それを、李健煕会長が他の相続人に通知することなく、李会長の単独名義に変更した。他の相続人に、法定相続分を分けるべきだった。遅ればせながら返してほしい」。

 李孟煕氏は、サムスン生命の株824万株とサムスン電子の株式20株、加えて、配当金として1億ウォン(約700万円)を追加で支払うよう要請した。サムスンエバーランド(訳者注:エバーランドという名前の遊園地やゴルフ場運営、飲食施設運営管理、食材流通、ビル資産管理など、リゾート・フード・不動産事業を担当)にも、サムスン生命の株100株と1億ウォン(約700万円)を請求した。同氏は「信託されたサムスン電子の株は、一部が名義変更されたこと以外、実体を把握できない。このため、まず一部請求として、普通株式10株、優先株10株を要求する」と付け加えた。今後、相続分を追加請求する可能性がある。

 李孟煕氏が今回請求したのは、金額にして7000億ウォン(約490億円)ほど。だが、信託されたサムスン電子の株に関する事実関係が確認されれば、最大2兆ウォン(1400億円)に達すると予測されている。

秘密資金に関する調査から信託財産が発覚

 問題の株は、特別検事による捜査で実体が明らかになった。同検事らは、サムスングループを2007年に退職したキム・ヨンチョル弁護士がサムスンの秘密資金について暴露したことに伴い、捜査を進めていた。

 サムスングループの構造調整本部役員だったキム・ヨンチョル弁護士は、以下の話を暴露した。サムスングループが系列会社の会計を粉飾して数兆ウォン(数千億円)の秘密資金をたくわえた。そのカネをサムスンの元及び現職役員の名義を借りて口座をつくり、管理してきた。

 さらに、秘密資金の使途に言及――検察、国税庁、財政経済部(部は省)などを管理するため。秘密資金を提供した人の名簿を公開した。これに対しサムスングループは、このお金は李健煕会長が故李秉喆先代会長から相続したサムスン生命の株が値上がりした差額、個人の財産であると抗弁した。

 疑惑が膨らんだことに伴い、検察は、チョウ・ジュンウン特別検事率いる特別検査チームを結成した。特検チームは1199個の役員名義口座と324万株の信託株式など、李健煕会長の借名財産4兆5373億ウォン(約320億円)を見つけ出した。ただし、これらのカネは秘密資金ではないと結論を出した。

 理由は、「サムスンの主張を覆す証拠が見つからなかった」から。検察は「横領」ではなく「脱税」と判断。裁判所は、李健煕会長に懲役3年(執行猶予5年)、追徴金1100億ウォン(約77億円)を言い渡した。

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