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競争激化するネット通販

楽天の野心、淘宝の余裕

2012年3月26日(月)

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 中国のインターネット業界が今、大転換期を迎えている。動画サイトの首位「優酷(ヨウクゥ)」と2位の「土豆網(ドゥドゥワン)」は3月12日、2012年第3四半期にも合併すると発表した。ネット通販サイトの分野でも熾烈な競争が続いている。2~3年前までは淘宝(タオバオ)が運営する「淘宝網(タオバオワン)」が圧倒的なシェアを誇っていたが、新興勢力が徐々に勢力を拡大しているのだ。

 1月の本欄でも紹介した通り、中国のネット人口は5億人を突破し、その4割がネット通販の利用者だ。パイの拡大に伴い参入企業が後を絶たない。

 もともと電化製品の販売サイトとして誕生した「京東商城(ジンドンシャンチャン)」は、この1年ほどでアパレルから宝石までを扱う総合通販サイトに変貌した。書籍販売だけ展開していたサイト「当当網(ダンダンワン)」も総合化を推進。一方、ネットスーパーだった「一号店(イーハオディエン)」も自動車部品や航空券まで扱うようになった。互いの領域を侵食し合うように、各社が勢力拡大に躍起になっているのだ。

楽天は再編を仕掛ける?

 日本勢はどうか。ヤフーの日本法人は親会社のソフトバンクが、淘宝の親会社である阿里巴巴(アリババ)集団と資本関係があることから、直接中国には進出していない。楽天は2010年から中国で通販事業に取り組んでいるものの、今のところ苦戦が続いている。

 だが、まだ勝負は決まったわけではない。ネット通販という性格上、どこのサイトも扱っている商品にほとんど違いはない。そのためシェアを上げるべく、採算を度外視して安売りを仕掛ける企業も少なくない。

 生き残るためには資金力が欠かせないが、その意味で大企業の後ろ盾がない企業は苦しい。ベンチャーキャピタルなどから得た資本を食い潰している企業が少なくなく、上場できなければ倒産に追い込まれるのは必至だ。

 それを虎視眈々と狙っているのが楽天や米企業だ。楽天の三木谷浩史・会長兼社長は3月8日に東京で開催された「日中ビジョナリー経営者フォーラム」で、業界再編を機に一気に勢力拡大する考えを示した。一方、米ウォルマート・ストアーズは一号店に対する出資比率を高め、今年2月に子会社化した。

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「競争激化するネット通販」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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