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PayPalがモバイル決済システムに参入

お金もIDも、スマホに一元化する未来は近いのか

  • 加藤 靖子

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2012年3月26日(月)

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 モバイル決済のツールが、ここ最近で続々と増えてきた。3月16日には、オンライン決済大手のPayPalがカードリーダー式のモバイル決済システム「PayPal Here」を発表し、本格参入することになった。また、イベントチケットの代行販売を行うEventbriteも、チケット用のモバイル決済カードリーダーを発表した。

 モバイル決済では、ベンチャー企業のSquareが先駆けて業界をリードしている。決済端末が増えることで、モバイル決済がユーザーに一気に広がる可能性は大きい。

新しく始まるモバイル決済システム「PayPal Here」。新興Squareとの真っ向勝負になる。

 この話題のモバイル決済は、個人業者や個人店舗がクレジットカード受付を可能にするサービスだ。今まで商売でクレジットカードを使える環境を整えようと思えば、クレジットカード決済端末を買ったり、クレジット会社と契約を交わしたりと個人業者にはやや高いハードルがあった。しかし、SquareやPaypalが提供するサービスを使えば、クレジットカード決済が驚くほど簡単に可能になる。

 新興Squareの仕組みはこうだ。アプリストアからアプリをダウンロードし、銀行口座を入力してアカウントを作る。そうすると、1週間ほどで500円玉ほどの小さな小型専用リーダーが届く。それをスマートフォンやタブレット端末のイヤフォンジャックに差し込めばクレジットカード決済端末として機能するのだ。PayPalのカードリーダーも同様の手続きになる。

 Squareのサービスは2010年5月にツイッターの創業者の一人、ジャック・ドーシー氏が始めたことで知られている。サービスが始まったきっかけは、友人がこぼしたある愚痴だった。ある日ドーシー氏は、友人から電話を受けた。ガラス細工のアーティストをしている友人だ。聞けば、ガラス細工の作品をすごく気に入った客がいて、その場で買いたいと言われたという。しかしクレジットカードを受け付けることができなかったため、買ってもらえなかったと言うのだ。客は現金も小切手ももっておらず、2000ドルほど(約16万円)ほどの作品は、売れなかった。そしてその客も二度と帰ってくることはなかった。

 そんな話をきっかけに個人業者のクレジット決済のニーズを上手く捉えたSquareのサービスは、現在100万以上のビジネスに利用されており、去年は年間20億ドル(約1600億円)の決済が行われた。2.75%という手頃な手数料も手伝って、タクシーや小規模の小売り、ファーマーズマーケットやドックウォーカーなどあらゆる個人業者から受けている。

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