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美容整形による容貌の破壊・変形が10年間で20万件

世界第3位の整形美容大国となった中国の悲しむべき実態

2012年3月30日(金)

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 毎年3月15日は「世界消費者権利デー」である。“中国消費者協会”は年に一度のこの日に合わせて消費者の権利保護を求める様々なキャンペーンを展開したが、同協会が発表した美容整形に関する統計が中国社会に大きな衝撃を与えた。それは、中国で美容整形が盛んになったこの10年間に、美容整形の失敗によって容貌を破壊・変形されたという訴えが年平均で2万件に及び、その総数は10年間で20万件にも達したというものだった。

美容整形で米国、ブラジルに次ぎ中国3位

 2011年12月、米国に本部を置く「国際美容外科学会(ISAPS)」は2010年に世界で実施された美容外科手術・処置数の上位25カ国と地域の調査結果をまとめた報告書『2010年世界美容整形調査』を発表した。

 同報告書によれば、2010年に行われた美容整形手術の国別件数ランキングは、1位:米国331万件、2位:ブラジル252万件、3位:中国127万件、4位:日本118万件、5位:インド115万件、6位:メキシコ92万件、美容整形の流行で名高い韓国は77万件で7位となっている。

 2009年の国別件数ランキングでは中国は3位の219万件で、2位ブラジルの247万件に迫る勢いだったので、2010年は2009年に比べて92万件も減ったことになる。これは2010年に中国政府が美容整形業界の取り締まりを強化したことの反映と考えられ、最近発表された『2011年中国消費者組織の苦情申し立て状況分析』でも美容整形に関する訴えは3割程減少しているという。

 上述のISAPSの2010年報告書の中国に関する部分を抜粋すると以下の通りである。

【1】形成外科専門医の推定数:2000人
(米国:5970人、日本:1831人、韓国:1250人)

【2】外科手術件数:59万件
 <内訳>
(1)脂肪吸引:13万件
(2)鼻形成:13万件
(3)眼瞼(まぶた)形成:7万件
(4)乳房増大:6万件
(5)腹部形成:3万件
(米国:162万件、日本:52.5万件、韓国:36万件)

【3】非外科手術件数:68万件
 <内訳>
(1)ボトックス注射:23万件
(2)ヒアルロン酸:15万件
(3)レザー脱毛:8万件
(4)自家脂肪注入:6万件
(5)IPL光治療(美肌治療):5万件
(米国:169万件、日本:65.5万件、韓国:41万件)

【4】平均手術料(米ドル)
(1)脂肪吸引:1967ドル(米国:2998ドル、日本:2034ドル)
(2)鼻形成 :1973ドル(米国:3993ドル、日本:2053ドル)
(3)眼瞼形成:1292ドル(米国:2429ドル、日本:1366ドル)

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「美容整形による容貌の破壊・変形が10年間で20万件」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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