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福島事故の経験を世界に伝える日本に期待したが…残念

ソウルで第2回核安全保障サミット開催

2012年3月30日(金)

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 3月26日と27日、韓国のソウルCOEXで第2回核安全保障サミット(Nuclear Security Summit)が開催された。テロリストによって核物質や放射線源が悪用されないよう、国際連携によって厳格に維持・管理するための首脳会議である。

 核安保サミットは米オバマ大統領の呼びかけで始まった。オバマ大統領は2009年4月、「核兵器なき世界」をスローガンに、対話と交渉を通じた国際紛争の解決を目指した。この貢献が認められ2009年10月にノーベル賞平和賞を受賞した。その後1回目の核安保サミットが、米ワシントンで2010年4月に開催された。

 今回の核安保サミットには国連の潘基文事務総長と、米、日本、ロシア、中国を含む53カ国の首脳、EU、IAEA、インターポールなどの機関の幹部、合わせて58人が参加した。ソウル市内は、ものものしい警備で固められた。サミット会場のCOEXがある地下鉄サムスン駅は、電車を停車させず、そのまま通過させた。会場の周辺は、今まで見たことのない警察の騎馬隊まで登場してびっくりした。

 米オバマ大統領は25日、韓国オサン空軍基地に到着した後、北朝鮮との休戦線がある非武装地帯を訪問した。オバマ大統領はこれが3度目の訪韓。非武装地帯を訪問するのは初めてのことである。

 北朝鮮が3月16日に、長距離弾道ミサイル発射実験とみられる人工衛星打ち上げを予告した。このため、オバマ大統領の非武装地帯訪問は、「北朝鮮の挑発行為に強硬に立ち向かう」という姿を見せるためではないかとみられている。北朝鮮の人工衛星は核安保サミットの正式な議題ではなかったが、対中国をはじめとする2カ国間の首脳会談では必ず登場する議題となった。

 核安保サミットでは、核安保に対する世界首脳の政治的意思と共同のビジョン、それをふまえた実践処置をまとめた「ソウル・コミュニケ」が発表された。

 核安保サミットを終えて、与党は「北朝鮮問題を含め、韓国がリーダーシップを発揮した」と自負する内容の声明を出した。一方、野党は批判的な声明を発表した。「福島原発事故後のサミットだけに、核兵器の縮減に関して真摯な議論をするべきであった。だが、米をはじめ主な核保有国は、自分たちが持っている核武器について何も議論しなかった」。

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「福島事故の経験を世界に伝える日本に期待したが…残念」の著者

趙 章恩

趙 章恩(ちょう・ちゃんうん)

ITジャーナリスト

研究者、ジャーナリスト。小学校~高校まで東京で育つ。ソウルの梨花女子大学卒業。東京大学学際情報学府博士課程に在学。日経新聞「ネット時評」、日経パソコン「Korea on the web」などを連載。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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