• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

中国2大動画サイトが電撃合併

  • 財新メディア

バックナンバー

2012年5月2日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

優酷土豆:意外的婚礼
「新世紀」記者 王姍姍/于寧/朱以師/鄭斐

 中国の動画サイト首位の「優酷」と2位の「土豆」が突如、経営統合を発表した。広告収入で見た合併会社の市場シェアは35.5%となり、ライバルを大きく引き離す。しかし、先行きは不透明だ。合併会社がさらなる買収の標的になる可能性もある。

 「優酷(ヨーク)とひっつくのは愛奇芸(アイチーイー)とばかり思っていたのに。最悪の結果だ」。中国の動画サイト首位(広告収入)の優酷と、2位の土豆が電撃的な合併を発表した3月12日の深夜。あるライバル企業の首脳はこう漏らした。表情には驚きと不安が隠せなかった。

 それもそのはず。長く宿敵だった優酷と土豆の合併で、広告収入におけるシェアは35.5%に跳ね上がる。これは、2社に続く捜狐(ソーフー)を20%以上も上回る数字だ。新会社「優酷土豆」は31億元(約400億円)もの潤沢な資金を持つ。コンテンツ取得に多額の資金を必要とする動画サイト業界において、これは大きな力だ。

 この合併を投資家も歓迎した。合併発表後の2日間で、米ナスダックに上場する土豆の株価は約2.6倍に上昇した。米ニューヨーク証券取引所に上場する優酷の株価も27%上がった。

 業界トップと2位の突然の合併――もっとも、中国の動画サイト業界は再編期を迎えているとの見方は以前から根強くあった。実際、愛奇芸は優酷だけでなく土豆とも水面下で合併交渉を重ねていた。少なからぬ数の投資銀行が、優酷と土豆の橋渡しをしようとした。優酷の創業者である古永誙(ビクター・クー)氏が土豆に興味を持っていることを嗅ぎつけてのことだ。

 なぜ、中国動画サイトの再編が注目を集めているのか。背景にはこの業界が直面する苦境がある。第1の苦境はビジネスモデルの問題だ。広告収入で見た市場規模は通年で60億~70億元(770億~900億円)規模でしかない。広告と課金のどちらを収益の柱にするのか。一方で、コンテンツの著作権にかかるコストが重くのしかかる。端的に言えば、優酷と土豆ですら赤字だ。

 国の政策面でもリスクがくすぶる。政府が動画サイトをどう管理するのか。民間企業を、国有メディアと差別なく扱うのか。不確定要因は多い。

優酷に引き離された土豆

 多くの関係者はこの合併を、土豆のCEO(最高経営責任者)である王微(ゲイリー・ワン)氏が「やむなく」受け入れた決断だと見ている。

コメント0

「中国発 財新」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長