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韓国大企業が相次いで海外農業事業に参入

食糧難はビジネスチャンス

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2012年6月8日(金)

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 ロシアのブラディボストックから北へ160キロ離れた平野地帯に行くと耳慣れた名前の農場、――「現代ミハイルロフカ農場」がある。面積は6700ヘクタール。現代重工業が、「現代ハロル農場」(1万ヘクタール)に次いで設立したこの地域で2番目の農場である。

 この二つの農場は毎年、豆、とうもろこし、麦、燕麦など合計1万6000トンを生産している。現代重工業はこれを海外で販売するか、韓国に輸入するか、検討中だ。

 韓国の大企業が食糧確保ビジネスに参入している。海外に農場を建設し穀物を生産する営農ビジネスに取り組む事例が増えている。総合商社だけが穀物の輸出入に携わっている――のは既に昔の話である。

サムスン、LGなどが続々と参入

 韓国企業の中で最初に農業に目を向けたのは、総合商社のデウインターナショナルである。同社は長年積み上げた穀物輸出入ビジネスのノウハウを元に、2011年9月に営農ビジネスに参入した。インドネシアでパームオイル農場の開発専門業者を買収し、3万6000ヘクタールの農場開発を推進している。

 コメの生産で有名なカンボジアでも2万6000ヘクタール規模の農場を開発中である。デウインターナショナルは2013年から14万トン規模の穀物を生産できると期待している。

 デウインターナショナルの関係者は、「海外に生産基地を建設する。生産から流通、販売まですべての過程においてビジネスを展開する計画」と話す。「今後は東南アジアやアフリカなどにも農業基地を構築するつもり」であると明かした。

 サムスン物産は2011年4月、米シカゴを拠点とする現地法人、aTグレインカンパニーを設立した。サムスン物産と韓国農水産食品流通公社、韓進、STXがaTグレインカンパニーに共同出資している。サムスン物産はaTグレインカンパニーを通じて、2011年に合計10万トン以上の豆ととうもろこしを韓国に輸入した。2015年まで215万トン以上の穀物を韓国に持ってくる予定だ。豆ととうもろこしに加えて、今後、小麦と麦なども取り扱う計画である。

 LG商事も2009年末、インドネシアのパームオイル農場を買収した。2012年から本格的にパームオイルを生産している。STXグループは未来成長産業の一つとして穀物事業を推進している。系列会社のSTXが流通を担当し、STXパンオーシャンが運送を担当する。

 STXは2009年に、米ワシントン州ロングビュー港に穀物ターミナルを建設した。2012年2月から穀物の船積みが可能になった。7月から本格的に稼働を始める。米西部にある他の穀物ターミナルも確保しようとしている。

総合商社、食糧ビジネスの元祖

 さらに、STXパンオーシャンはブラジル中部にあるマットグロッソ州のロンドノポリス市に穀物ターミナルを建設する。この地域はブラジルを代表する穀倉地域だ。2012年5月末には工事に着手する予定である。このためSTXは600億ウォン(約43億円)規模の社債を発行する。ブラジル現地業者と設立したジョイントベンチャーのCSTXを通じてターミナルを建設する、STXはここで生産される豆、とうもろこし、サトウキビなど、主な穀物の輸出を担当する。

 STX関係者は「南米地域で生産される穀物の流通量の40%以上が4~6月に集中している。このため、大西洋横断航路のバルク運賃が大幅に値上がりしている。こうした状況は、ターミナルを持つSTXの業績を改善させるだろう」と話した。

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