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毎日が特売セール~売上不振に悩む韓国デパート

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2012年6月21日(木)

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 ロッテデパートは、韓国のデパートの中で売上高1位を誇る。その同社が、本店9階の催し会場で、連日、「テン処理」(訳者注:最終処分のために行われる底値セール)セールを行っている。今年の4月中旬以降の売り上げは200億ウォン(約14.4億円)に上る。同社は4月には、全店でキャッシュバックのイベントを実施した。ロッテデパートで買い物した顧客に対して、買物金額の7%に当たる商品券を渡す。全店で同時に7%分の商品券をキャッシュバッグしたのは、2006年以来6年ぶりである。

 ロッテデパートは最近、イベント用のチラシを原色で制作した。デパートのチラシは原色はめったに使わない。高級なイメージを強調するためだ。原色は視線を集中させる効果があるものの、高級な感じがしないからだ。これに対して業界では、デパート業界の売上高停滞が続く中、型破りな挑戦をしているものと解釈した。

 5月19日土曜日、ロッテデパート江南店の店員らは、飲み物を積んだカートを押しながら売り場のあちこちを歩いて回った。店員は「暑い中、少しでも涼しくショッピングしていただくために飲み物を用意しました」と話した。デパートを訪れる人が少ないので、来てくれた顧客をもっともてなそうという趣旨である。この日、婦人服売り場で飲み物をサービスされたAさんは、「ありがたいので何か買ってあげなくては」と話した。

 新世界デパート本店で、サムスンのクレジットカードを募集していたBさんは、「“体感景気”は金融危機(訳者注:2007~2008年の世界金融危機)の時よりもさらに悪くなりました。デパートの顧客が減ってしまい、新規のカード発行も減りました」と話した。いつもならデパートのセール期間になると訪れる顧客が増えて店内が込み合う。だが、この春のセール期間中はそうでもなかったという。

 定期セールの売り上げがぱっとしないので、デパートはセールの回数を増やした。客にとっては毎日がセールである。春の定期セールが終わってだいぶたった5月下旬までも商品券キャッシュバッグは続いた。

デパートの業績は消費動向を映す鏡

 それにもかかわらず、デパートは閑散としている。新世界デパート本店でも、6階の男性カジュアル服売り場と、8階のスポーツ・アウトドア売り場は、平日の午前中はガラガラである。客より店員の数の方が多いなんてこともよくある。1階のブランド雑貨売り場と2階の婦人服売り場、4階の女性カジュアル服売り場では中年女性のグループが目に入った。しかし、売り場関係者らの話によると、この女性たちが財布を取り出すことはめったにない。

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