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シリコンバレーが見た日本のベンチャーは実は“元気”

ゾンビを撃退し、女性を登用すべし

2012年7月2日(月)

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 最近、日本での事業をシリコンバレーに展開したい、あるいは最初からここで会社を興したい、という日本の若い方々が増えたような気がする。私だけでなく、複数の人からも同じ感想を聞いているし、実際に起業した方々の事例も日本のメディアで時々紹介されている。

 大地震以降の国内「不安感」というプッシュ要因だと思っていたが、それだけではないのかもしれない。5月に開催された日本関係者が集まるコミュニティー「経済ソサエティー」のパネルディスカッションを聞いていた時のことだ。

 テーマは「日本のベンチャーの資金調達」。パネラーは、日本で事業を立ち上げたり日本のベンチャーを支援したりという経験の長いアメリカ人5人だ。

 こういう話になると、シリコンバレーと比べて日本の環境がいかに貧困か、という点を延々と列挙するのが日本人の常だが、さすが前向きなアメリカンたちはちょっと違う。彼らの話を聞きながら、もしかしたら日本のベンチャーは意外に元気なのかもしれない、と思ったのだ。

破産せずに頑張る日本のベンチャー

 このパネルのモデレーターを務めたスタンフォード大研究員のロバート・エバーハート氏(同大イノベーションと起業の地域プログラム・「日本の起業」プロジェクトのリーダー)は、「日本はスタートアップが少ない、全然ダメだ、と日本でも海外でもよく言われるけれど、実はそんなことはない」と話す。

 政府の統計によると、日本で企業が設立されるペースは、高度成長期には一貫して下がり続け、「失われた10年」に増加に転じた。ネットバブル時の乱高下はあったが、最近ではまた増加基調にある。人口当たりで比べると、アメリカと遜色ない起業ペースなのだそうだ。

 ベンチャーキャピタルの投資額では、日本はアメリカの25%ほどしかないが、これもアメリカが異常なだけで、世界の中で日本の投資額が特に低いというわけではない。

コメント3件コメント/レビュー

日本における企業生存率のデータが、日本政府が公表している(白書などによる)データとかなり違っていると思うのですが?企業生存率は、これよりずっと、低いはずです。(2012/07/04)

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「シリコンバレーが見た日本のベンチャーは実は“元気”」の著者

海部 美知

海部 美知(かいふ・みち)

エノテック・コンサルティングCEO

ホンダ、NTT、米ベンチャー企業を経て、1998年にエノテック・コンサルティングを設立。米国と日本の通信・IT(情報技術)・新技術に関する調査・戦略提案・提携斡旋などを手がける。シリコンバレー在住。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

日本における企業生存率のデータが、日本政府が公表している(白書などによる)データとかなり違っていると思うのですが?企業生存率は、これよりずっと、低いはずです。(2012/07/04)

ゾンビベンチャーが減らない理由は、一重に金融システムにあります。銀行からの借入金の返済は大変厳しく、会社をたたむ際は、全ての借金の返済の為、(社長個人補償のため)、家土地屋敷、個人資産全部金融機関に取られ、正に、住所不定無職になってしまいます。金融機関は事業に融資などしません、社長個人の資産を担保に貸すのです。従って事業が破綻しているにもかかわらず、無理に無理を重ね、挙句の果てには家族の為にい「交通事故」の生命保険で終わりにする場合も多く有ります。本来借入金については、貸し手借り手の責任は半分ずつのはずなのですが、我国では借りて責任100%です。 新規ベンチャーの挫折を見ている人々は決して、チャレンジなどしないはずです。(2012/07/02)

ここでは触れられていないが、アメリカのベンチャー寿命が短い原因の一つには、吸収合併があるのではないか?10年後に存続していなくても、何処かに吸収合併されて業務が存続している会社についても、存続していると評価すべきだ何も起業した形態のまま存続していることが、企業の存続ではない(2012/07/02)

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