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ギリシャ非難できない韓国家計の懐事情

家計負債の増加率はOECD加盟国中で3位

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2012年7月12日(木)

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 スペイン、ギリシャなど南欧の国々が、欧州財政危機の主犯として非難されている。しかし家計が抱える負債の統計を見ると、韓国はこれらの国を非難できる立場にない。GDPに対する家計負債の割合はOECD平均をかなり上回っている。家計負債が増加する速度もますます速くなっている。

 大韓商工会議所によると、GDPに対する家計負債の割合は81%(2010年)。金額にして911兆ウォン(約67兆7400億円)である。この割合はOECD平均(73%)より高い。財政危機に陥っているスペイン(85%)と同じ水準で、ギリシャ(61%)よりも20ポイントほど高い。

 負債の割合よりも深刻なのは負債が増加する速度である。急ピッチで上昇している。2006年以降減っていた増加率は2010年に再び高くなった。2010年の増加率は、2009年に比べ2.4ポイント上昇して9.8%を記録した。この値は2010年のGDP成長率(6.3%)より高い。国際的にみると、ギリシャ(12.1%)とトルコ(10.8%)に続いて3番目に高い増加率である。

教育費や物価の高騰が家計負債を押し上げ

 家計負債が増加している原因は色々ある。低金利*1、住宅景気悪化による住宅担保ローンの償還遅延、高騰する教育費と物価に伴う生活資金の増加などがある。専門家らは、銀行が健全性を維持しているので、家計負債の増加が今すぐ国家経済を脅かす要因にはならないとみている。しかし家計負債が韓国経済の長期的な成長を妨げる要因になるという点には異論がない。

 大韓商工会議所のチョン・スボン調査1本部長は、「欧州の財政危機が再浮上するなど、グローバル経済が不安定な状態にある。このような状況において、家計負債の増加は韓国経済の危険要素でしかない」と指摘した。

格差が拡大している可能性

 家計負債の増加に対する警告が続く中、これに反する統計もある。家計部門の余裕資金が増加している、というものだ。韓国銀行は、2012年1~3月の家計と非営利団体の資金余剰額が32兆7000億ウォン(約2兆4200億円)だと発表した。資金余剰とは、運用資金(預金、保険、株など)から調達資金(貸出)*1を差し引いた数値で、余裕資金という意味に解釈できる。32兆ウォンを超える値は、2009年1~3月(33兆3000億ウォン=約2兆4640億円)以来の高さである。

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