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世界で580万「いいね!」を獲得した日本のベンチャー

英語を話せなくても海外で起業できる

  • 加藤 靖子

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2012年8月10日(金)

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 米シリコンバレーで活躍する、日本のベンチャー企業「Tokyo Otaku Mode(トウキョウ・オタク・モード)」をご存知だろうか。漫画やアニメ、ゲームといった日本のオタク文化のニュースを集めて英語で発信し、日本のサブカルに傾倒するファンの熱烈な支持を受けている。彼らの開設するフェイスブックページには、約580万の「いいね!」がついており、日本人が運営するフェイスブックページでは圧倒的なトップに立つ。ユーザーは海外からが99%を占め、今も1日1万5000人以上のペースでファンが増え続けている“お化けサイト”だ。

ファンの数は580万人。マンガやアニメ好きから支持を得た

 1年半前に始動したばかりのベンチャーが、その名を一躍業界に知らしめたのは今年、シリコンバレーの著名エンジェルファンド「500スタートアップス」から出資を受けたことにある。さらに、8月にはマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長である、伊藤穣一氏がアドバイザーに就任したことも話題を呼んだ。米国で、めきめきとユーザーを獲得しているこの企業、一体、何者なのか。

広まらない日本のコンテンツに注目

 Tokyo Otaku Modeは、フェイスブックのファンページやウェブサイトに、「初音ミク」や「ワンピース」といった人気のアニメやサブカルニュースを毎日発信している。コンテンツは、企業リリースや個人ブログなどの翻訳記事が中心だ。

 ご存知の通り、日本のアニメやゲームといったサブカルチャーは海外で人気がある。しかし、そうしたコンテンツを紹介しているのは、大抵は外国人の熱烈なファン。海外に市場があることは自明にも関わらず、「日本からきちんとコンテンツを広めているところはほとんどなかった」とCEO(最高経営責任者)の亀井智英氏は言う。Tokyo Otaku Modeはここに目を付け、サブカル好きが集まる「場」をきちんと整備することで、日本のコンテンツを上手く広めようと考えた。

 亀井氏らが実際に海外のサイトを調査してみると、海外では、サブカルは常に新しい話題に溢れているものの、コンテンツが色々な場所に散在していた。「常に何か新しい情報を得たいという熱心なサブカルファンにまとまった情報を提供できれば、ビジネスとして成立する」と亀井氏は確信する。

 まだマネタイズの段階には入っていないが、膨大なアニメファンを抱えるメディアとしての広告収入を見込んでいる。多くのファンをTokyo Otaku Modeのサイトに多く集客、コアなファンをターゲットにした広告を展開する予定だ。これまでの所は、選んだコンテンツの内容は、かなりコアのファンの心をつかんでいるようだ。また、グッズの電子商取引などの展開も視野に入れている。

リーンスタートアップを体現

 2011年に始まったTokyo Otaku Mode の創業メンバーは元々、全員、フルタイムの仕事を持つ「サラリーマン起業チーム」だった。それぞれ十分な時間がない中で仕事を進めるため、会議にはGoogle+のハングアウトやスカイプといった無料サービスを駆使して連絡を取り合った。

 週末や平日の夜に会議室の代わりに集まるのは、ファミリーレストランやカフェといった場所だ。まさにノートパソコンやWi-fiがあればオフィスなどいらない、というノマドワーク的な方法で、時間や場所の制約を解消。このやり方で、2カ月でフェイスブックページをスピード開設した。

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