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小さな期待と大きな不安 変わる中国の対日感情

2012年12月25日(火)

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 総選挙の前日の12月15日土曜日、ちょうど帰国していた。その日の夕方、東京・秋葉原の駅前広場は日章旗で埋め尽くされていた。自由民主党の安倍晋三総裁が衆院選最後の遊説にやって来るため、“勝手連”と称する人たちが大量の国旗を事前に用意し、遊説を聞きに来た人に配っていたのだ。

 もちろん日本の国民が日本の国旗を配ること、その国旗を公の場で振ることに何ら問題はない。ただ、そうした行為はスポーツの国際試合で応援をする時などを除いては、日本ではあまりなかった。ましてや、特定の政党を応援するのに国旗が大量に投入されたことなどなかった。

右傾化懸念する中国

日中関係のさらなる悪化を暗示する写真を載せた北京の地元紙「新京報」(12月17日付)

 こうした日本の変化は海外のメディアにどう映っているのだろう。

 「右傾化する日本」――。中国メディアは最近、こうした表現を頻繁に使うようになった。石原慎太郎・前東京都知事が今年4月に尖閣諸島の購入計画を発表した当初、中国メディアは、購入計画は石原氏をはじめとする日本の右翼が画策したことと報じていた。あくまでも一部の日本人が強引に進めている計画であり、日本全体の総意ではないという“期待”がそこにはあった。

 ところが9月に日本政府が尖閣諸島の国有化を閣議決定したため中国側の目算は狂った。その後日本は総選挙に突入、日本維新の会などタカ派の政党が乱立した。そして、自衛隊を「国防軍」に改めることを公約に掲げた自民党が圧勝した。

 本来、安倍氏に対する中国の評価は悪くなかった。小泉純一郎氏が首相であった期間、靖国神社を公式参拝することをやめなかったため日中関係は「厳冬」と言われるほど冷え込んだ。だが、2006年にその後を継いで首相に就任した安倍氏は最初の外遊先に中国を選び、靖国神社への公式参拝も見送った。こうした経緯から日中関係は修復に向かい、安倍氏は中国で「氷を溶かした男」と評されてきた。

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「小さな期待と大きな不安 変わる中国の対日感情」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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