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円安時代の韓国・業種別天気予報

ITは晴れのまま、クルマは曇り

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2013年2月7日(木)

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 2012年10月から本格的に始まった日本の円安が止まらない。円安は韓国にも影響を及ぼす。円安によって、「ワタナベ夫人」と呼ばれる日本の投資家らが韓国の株式市場に入ってくる可能性が高い。円キャリートレード(日本の低金利を利用して、円で資金を調達。これを第3国に投資する金融取引)が活発になると韓国の株価指数が上昇する可能性もある。

 しかし円安になると、韓国企業の価格競争力が落ちるので、輸出産業は打撃を受けざるを得ない。韓国銀行が発表した2012年12月の輸出企業業況景気指数は、2009年3月以来、最も低くなった。円安・ウォン高は輸出景気に悪影響を与えている。

旅行業、化学・機械に円安はプラス

 業種別に見ると、円安がプラスに作用する業種もある。旅行業界は円安の影響をあまり受けない。韓国の旅行業界はアウトバウンド(韓国人の海外旅行)の市場が大きいので、円安で韓国を訪れる日本人観光客が減っても収益に与える影響は微々たるものである。逆に円安を好感して日本に行く韓国人観光客が増えていることから業況は「晴れ」と言える。

 円安になると、化学・機械業種の業績は良くなる。中核となる部品を日本から輸入しているからだ。化学業は原材料輸入を担当する業者の原価が低減すると見られる。製品価格に占める原価の割合が大きいアップストリーム(石油化学工程の最初の段階で、エチレンのような基礎油分を作る工程)業態ほど円安効果がある。ただし、ダウンストリーム(基礎油分を分解してポリエチレン、ポリプロピレンといった製品を作る工程)は日本企業と製品群が重なるので、円安の悪影響を受ける。

 韓国を代表する産業であるITは円安の影響があまりない。サムスン電子が3カ月ごとに史上最高利益を更新していることからも分かるように、韓国IT企業の技術力は相当なものである。IT部品業界には多少ネガティブな影響があるかもしれないが、大きな心配はない。携帯電話など、世界市場において韓国企業が独占的地位を築いた製品群が下支えする。

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