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「普通の会社」化するアップルの行方

それは王国の落日か優良企業への道か

2013年2月21日(木)

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 このところ急に、アップルへの風当たりが強くなってきた。メディアからも株式市場からも厳しい見方をされて、株価も急落している。

 今年1月に発表した四半期決算発表では、売り上げも基幹プロダクトの販売も伸びているが、成長率は鈍化し、これまでアップルの強さの源泉であった驚異的な粗利益率が縮小する傾向が見られた。iPhone5の販売は順調だが、ライバルの好調の影でシェアは伸び悩み。iPadはminiの出荷が遅れたという理由で期待はずれの結果。

 世界的には「パソコンからタブレットへ」の流れがいっそう強くなったとの調査結果が続々と出るが、その流れを最初に作ったアップル自身の製品は、ここシリコンバレーでは既に「買うべき人にはほぼ行き渡った」感がある。

 iPhoneやiPadの売れ行き状況や人気度についても、従来のようなポジティブ一辺倒ではなく、「いよいよダメ」と「いや、そんなことはない、やはり強い」という両極端の情報が乱れ飛ぶ。

ティム・クックCEO(写真:ロイター/アフロ)
カリスマ経営者、故スティーブ・ジョブズ氏の後を継ぎ、メディアや株式市場から厳しい視線にさらされるアップルのティム・クックCEO(写真:ロイター/アフロ)

 ここしばらく、大型の新製品は出ていない。これ以上の成長を目指すには、新たな需要を喚起する画期的な新商品を出すか、ローエンドの市場を拡大するためにさらなる低価格化に踏み込むのか、と盛んに取り沙汰される。

 そんな期待の「新製品」としては、かねてからテレビが噂されている。さらに最近ではアップルが腕時計型(ウェアラブル)の端末を出すとの噂がメディアを駆け回ったが、これに対しての世間の反応は入り乱れている。

 俯瞰的に見れば、現在のアップルの状況はそれほど悪いわけではない。ただ、これまでのような、実質商売の状況に「人気」でさらに評価が膨れ上がった「アップル・バブル」の状態はそろそろ終わりという気配が見えてきた。

 バブルが終わり、アップルは否応なしに「普通の会社」になる道を歩み出したのだ。

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「「普通の会社」化するアップルの行方」の著者

海部 美知

海部 美知(かいふ・みち)

エノテック・コンサルティングCEO

ホンダ、NTT、米ベンチャー企業を経て、1998年にエノテック・コンサルティングを設立。米国と日本の通信・IT(情報技術)・新技術に関する調査・戦略提案・提携斡旋などを手がける。シリコンバレー在住。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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