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年間139億円の接待費でも経営が成り立つ中国企業

2012年度の上場1720社の接待費合計は2207億円

2013年5月24日(金)

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 中国の株式市場には「上海証券取引所」と「深圳証券取引所」の2カ所がある。2013年5月20日時点における、両市場の上場企業数は、前者が954社、後者が1537社で、その合計は2491社となっている。これら中国の上場企業のうちで、4月末までに2012年の“年報(年次報告)”を発表した企業の総数は1720社(全体の69%)に上った。

 中国のメディアが、これら1720社の年次報告に記されていた“業務招待費(業務接待費)”(以下「接待費」)を取り出して合算してみたところ、その合計額は132.94億元(約2207億円)になったという。これから1社当たりの平均額を計算してみると773万元(約1億2832万円)になる。

 ところで、5月20日時点における日本円と中国元の換算レートは1元=16.6円であるが、日本と中国の物価水準を比べると、日本の方が中国より5倍程度高い。この前提の下で、上述した金額を日本の物価水準で置き換えてみると、1720社の接待費総額は約1兆1000億円、1社当たりの平均額は約6億64160万円という計算になる。1720社の接待費が1社当たりの平均で6億6000万円以上とは何とも豪勢な話である。

 それはさておき、以下に述べる「元」表示の金額は日本の物価水準に置き換えれば5倍という前提でお読みいただきたい。

中国鉄建の接待費は年間139億円

 1720社の中から接待費の金額が大きい企業を抜き出して、上位10社をリストアップしたものが【表1】である。

<注1>“股份有限公司”=「株式会社」

 1720社の中で断トツの1位となったのは、鉄道建設を主体とする“中国鉄建股份有限公司”(以下「中国鉄建」)で、その接待費は8億3748万元(約139億円)であった。これを日本の物価水準に置き換えれば約700億円となる。日本で1つの企業が1年間に700億円もの接待費を支出することなどは考えられないが、中国にはそうした企業が実際に存在しているのである。

 ちなみに、第2位の中国交通建設の7億7999億元(約130億円)は日本の物価水準なら約650億円、第3位の中国水利水電建設の3億4292億元(約57億円)は約285億円になる。

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「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「年間139億円の接待費でも経営が成り立つ中国企業」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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