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ソウルを傍若無人に闊歩する中国人旅行客

日本を抜いて韓国への入国者数が第1位に

2013年8月30日(金)

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 日本の盆休みが終わったタイミングを見計らって、8月19日から家族3人(筆者、妻、長男)で韓国の首都ソウルへ3泊4日の観光旅行に行ってきた。今回の家族旅行は長男が1週間前に突然提案したもので、年金暮らし1年目で予想外の出費のために金欠状態にある筆者夫婦に同情した息子が、格安ツアーの料金を負担してくれたことで実現した。親としては情けない話だが、息子が結婚したら両親との家族旅行など望むべくもないだろうから、素直に息子の好意に甘えさせてもらうこととした。なお、ツアー料金以外の費用はすべて3人で割り勘を原則としたことは言うまでもない。

 さて、家族3人にとって今回が「初韓国」であった。筆者の家族は筆者の北京駐在時代には帯同で一緒に生活していたし、単身赴任の広州駐在時代は度々訪れて来ていたので、中国は馴染み深いが、韓国は残念ながら今まで訪問の機会がなかった。従い、筆者一家が韓国を知る術は、メディアによる韓国報道であり、韓国通の同僚や友人の在日韓国人から聞いた話であり、さらには妻が熱中していた「韓流ドラマ」(「チャングムの誓い」「朱蒙(チュモン)」といった時代劇から「冬のソナタ」「天国への階段」といった現代劇を含む)に限られていた。

 さて、19日は羽田空港から午前9時15分発のフライトでソウルの金浦空港へ向かい、午前11時30分に金浦空港へ到着、入国審査を終えると旅行社が案内する免税店を経て、午後2時頃にはホテルにチェックインしていた。最終日の22日は午後1時30分にホテルを出発して再度旅行社手配による免税店を経由して金浦空港へ向かった。22日の午前中はのんびりホテルで過ごしたから、実質的にソウル観光に費やしたのは2日半だった。この2日半で我々家族はソウルの街を巡り歩き、有意義な時を過ごしたが、最も強く印象付けられたのは、ソウル市を占拠しているのではないかと思われるほどの中国人観光客の多さであり、ソウルの街を闊歩する中国人観光客に対する韓国人の批判的な対応であった。

2013年は中国人が第1位に

 韓国観光公社の統計(以下「公社統計」)によれば、韓国の外国人入国者数は、1978年に108万人と100万人を超えたのを皮切りに、1988年:234万人、1991年:320万人、1998年:425万人、2000年:532万人、2005年:602万人、2009年:782万人、2010年:880万人、2011年:979万人と増大を続けている。特に2009~2011年の3年間は毎年100万人の増加を継続している。2012年には遂に1000万人の大台を超えて1114万人となった。2012年の国別入国者数は、第1位が日本の352万人(31.6%)、第2位が中国の284万人(25.5%)、第3位が米国の70万人(6.3%)であった。この3カ国の合計は706万人であり、全体の63.4%を占めている。

 公社統計にある外国人入国者数の最も古いのは1975年だが、国別の第1位は日本で36万人であり、それ以降2012年までの38年間は日本が第1位を維持し続けていた。一方、中国の国名が国別統計に列記されるようになるのは1993年からであり、1993年の中国人入国者数は10万人で、日本人入国者数の149万人と比べて約15分の1に過ぎなかった。その後、中国人入国者数は静かに増大を続け、2007年にようやく107万人と100万人の大台を超え、2008年には118万人となった。これに対して、日本人入国者数は2007年が224万人であり、2008年が238万人であった。2009年以降の推移は下図を参照願いたい。

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「ソウルを傍若無人に闊歩する中国人旅行客」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士