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悪名高き中国の排泄マナーは変わるのか?

立ち小便を注意して殺人事件に

2013年10月9日(水)

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 中国では10月1日から7日まで国慶節休暇で、俗に秋のゴールデンウィークと呼ばれる旅行シーズンを迎えた。今年の国慶節が例年と少し違うのは、このシーズン開始に合わせて「国家旅遊法(旅行法)」なるものが制定されたことだろう。

 この旅行法は、旅行会社と旅行者の合法的権利や健全な旅行市場秩序を保護し、健全に旅行業を発展させようとするためのものだ。たとえばツアー会社が強引に市場より割高の土産物店に連れて行き、客に土産を買わせてバックマージンを得るといった中国で公然と行われていた不正なども明確に禁止される。

 だが、興味深いのは、ツアー客のマナーの悪さ(非文明行為)を旅行法違反の反社会公徳行為とみなし、非文明行為によるトラブル、損失の賠償責任が旅行者にあることや、ツアーガイドのツアー客に対するマナー指導責任なども盛り込まれていることだ。それだけ中国人旅行者のマナーの悪さは、国内旅行においても海外旅行においても問題視されてきた。

 この旅行者マナーの改善キャンペーンは今年下半期に入ってからかなり力を入れられており、国家旅遊局は2006年につくった「文明旅行ガイド」を国慶節前に改めて引っ張り出して喧伝し、文明旅行を呼びかけた。ちなみにこの文明旅行ガイドの、突っ込みどころ満載の内容については、キンブリックスナウという日本語中国ニュースサイトが面白くまとめている。

至るところに大小便が落ちている

 さて、この国家肝いりの旅行者マナー改善キャンペーンの成果がこの国慶節旅行シーズンでどれだけ現れたのか。報道を見る限り、あまり改善されていないようである。例えば10月3日の渤海早報にはこんな記事。

 「国慶節の休暇期間、濱海新区(山東省青島市)の景勝地や田園地帯には大勢の旅行客がレジャーに来た。このゴールデンウィークから旅行法が施行され、旅行者の文明資質が初めて試されたわけだ。だが、本紙記者が新区の景勝地を取材すれば、ゴミは散乱し、大声の喧噪は絶えず、至るところに大小便が落ちている『旅行悪習』が目につき、美しい景色と鮮明に対照をなしているのだ……」

 中国青年報によると「景勝地・西湖区(浙江省杭州市)で10月2日に落ちていたごみは40トンにのぼり、緑地帯では至るところに大小便の跡があった」。

 旅行者マナーというよりは、普段の中国人の生活習慣の問題に直結するのだが、この中国人的マナー、生活習慣の差で、外国人にとって最も困惑させられるのが排泄マナーだろう。子供などが、至るところで用を足すのである。今回は尾籠(びろう)な話になるが、中国人の排泄マナーについて。

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「悪名高き中国の排泄マナーは変わるのか?」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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