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ユネスコの人類無形遺産に韓国のキムチ作り

え、キムチ貿易は輸入超過!

2013年10月30日(水)

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 韓国の文化財庁は10月23日、ユネスコの人類無形遺産を審査する機関が、日本の和食、中国のそろばん計算知識と並んで韓国のキムジャン(Kimjang: Making and Sharing Kimchi)を登録するよう勧告したと発表した。12月に行われる第8回ユネスコ無形遺産委員会が是非を決める。

 ユネスコが注目したキムジャンは、キムチを大量に漬けて親戚や近所の人たちと分け合う慣習である。白菜がおいしい11月に、春まで食べる分のキムチを大量に漬ける。買い出しから漬ける作業まで3日以上かかる大変な作業なので、キムジャンをする家を順番で決め、親戚や近所の人が集まって手伝う。手伝ってくれた人にはキムチをおすそ分けする。順番でない時には、自分も手伝いに行く。

 キムジャンは企業にとっても、社会貢献のための一大イベントである。社員総出で漬けたキムチを、低所得層に配る。自治体も福祉予算と住民からの寄付金を元手にしてキムジャンをし、一人暮らしのお年寄りや両親を亡くした子供たちに分ける。キムチとお米があれば最低限の食事ができるからだ。

 ユネスコの審査機関は、「韓国が代々受け継いできたキムジャンは、韓国人に分け合いの精神を根付かせた。一緒にキムジャンをし、苦労を共にすることで、連帯感を高める効果もある」と評価した。

キムジャンキムチなら安全・安心

 キムチは韓国人の食生活には欠かせない食べ物だ。どの家の冷蔵庫にも必ず入っている。昔は冬になると野菜が手に入らないので、保存が可能なキムチを秋に大量に漬けた。今はスーパーに行けば、1年中いつでも、白菜や唐辛子、にんにくが手に入るのでわざわざキムジャンをする必要はない。常に7~8種類以上のキムチも売っている――白菜キムチ、カクトゥギ(四角く切っただいこんキムチ)、きゅうりキムチ、ごまの葉キムチ、ねぎキムチ、アルタリキムチ(楕円形の小さいだいこんのキムチ)、水キムチ(とうがらしを使わず白菜、大根を入れて発酵させ透明な汁を飲むキムチ)、ガッキムチ(ガッという名前の葉っぱ野菜のほんのり苦いキムチ)。自分好みの味のキムチを注文して、定期的に宅配してもらうこともできる。

 それでも秋になるとキムジャンをする家が多い。家ごとに伝統の味があるからだ。日本でいう「おふくろの味」が、韓国人にはキムジャンキムチにある。

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「ユネスコの人類無形遺産に韓国のキムチ作り」の著者

趙 章恩

趙 章恩(ちょう・ちゃんうん)

ITジャーナリスト

研究者、ジャーナリスト。小学校~高校まで東京で育つ。ソウルの梨花女子大学卒業。東京大学学際情報学府博士課程に在学。日経新聞「ネット時評」、日経パソコン「Korea on the web」などを連載。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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