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米国のサムスン、トップゆえの苦悩

迷走するスマホ時代世界的スター

2013年11月11日(月)

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 「アメリカでは韓国企業ってどうなんですか?」

 こんな質問を、日本の方から受けたことがある。例えば「日本企業」といった場合、トヨタ自動車やソニーなど、いくつもある世界ブランドの間にある程度の文化的な共通点があり、褒めるにしろけなすにしろ、集合体として「日本企業とは」という話題が成立しやすい。しかし「韓国企業」に関しては、同じ流れでは話ができない。「サムスン」だけがあまりにも別格だからだ。

 韓国での2012年の全企業純利益のうち、3分の1弱をトップ3社が稼いでいるそうだ(出所はこちら )。サムスン電子、現代自動車、起亜自動車の3社だが、このうち自動車2社はアメリカではまだまだカリフォルニア州限定であり、中西部のド田舎まで含む全米でブランドが浸透している韓国企業といえば、今のところまだサムスンしかない。

 アメリカでのサムスンは、米国人の経営陣による米国流経営スタイルとマーケティング戦略をきちんと実行する、スマートでグローバルな会社とのイメージが浸透している。シリコンバレーでも、ここ数年、急速にその存在感を増してきた。

 しかし、現在のテック業界の主戦場であるスマートフォン分野で「アップル対サムスン」の2大トップの一角となったがゆえに、同社は新たな悩みに直面して迷っているような、ちぐはぐな様子が見える。

 10月28~29日、サンフランシスコにおいて、初めての「サムスン開発者会議」が開催された。オンライン・ストリーミングされた冒頭のキーノート(基調講演)では、1300人の開発者が集まったとの話があり、なかなかの盛況だったようだ。しかし私にはその中味が苦悩の末の折衷案のように見えて、同社のトップゆえに抱える苦悩が垣間見えた。

スマートフォン時代の寵児

 アメリカでのサムスンは、テレビやAV機器などの家電分野も強い。しかし同社全体の四半期営業利益の6割を占めるモバイル機器が、アメリカでもやはり最大の「顔」だ。携帯端末分野では、1990年代半ばのデジタル化の際にLG電子と一緒にアメリカに参入して徐々にシェアを伸ばした。

 3Gへの移行やスマートフォン展開でも先頭集団にいたが、この頃はまだまだダンゴレースの一角であった。一躍ぶっちぎりの立場に立ったのは、2012年に発売された「Galaxy SIII」あたりからだ。

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「米国のサムスン、トップゆえの苦悩」の著者

海部 美知

海部 美知(かいふ・みち)

エノテック・コンサルティングCEO

ホンダ、NTT、米ベンチャー企業を経て、1998年にエノテック・コンサルティングを設立。米国と日本の通信・IT(情報技術)・新技術に関する調査・戦略提案・提携斡旋などを手がける。シリコンバレー在住。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士