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続・「台湾ひまわり学運」のゆくえ

カリスマ学生リーダーの登場はアジアを変えるか

2014年4月2日(水)

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 台湾で久々に、カリスマの登場だな、と感じた。

 30日午後1時から8時まで、台北の立法院から総統府までの凱達格蘭大道を覆い尽くした「反サービス貿易協定」デモを主催した学生グループのリーダー・台湾大学政治学研究所研究生(院生)の林飛帆である。

「馬英九総統よ、出てきて答えよ!」

 先週のコラムでも紹介した学生による立法院占拠「ひまわり学運」の指導者のひとりであり、18日からずっと立法院の中に立てこもっていた。その彼が、この8年来最大規模の主催者発表50万人、警察発表11万6000人の集会に登場し、17分間の見事な演説を披露し、「馬英九総統よ、出てきて答えよ!」と呼びかけた。わずか25歳の若者が、立法院占拠を成功させ、世論を味方につけ、心に響く演説をして、総統を相手どり、対話せよ、と呼びかけるのである。私も現場にいながら、すごい若者が出てきたな、と感じ入っていた。

 台湾の民主化は学生運動によって勝ち取られてきた。台湾における学生のパワーは、今も肯定的に受け止められ、期待が寄せられている。だが、こういう風に突出した一人に注目が集まることは珍しい。30日のデモはこの8年の間で最大規模のものとなった。

 私はこの「ひまわり学生運動」が従来の台湾の学生運動とはずいぶん違うような気がして、それを確かめようと26日に台北にはいり、27日に占拠中の立法院で、「神帆」(神のような飛帆)との呼び名もある林飛帆と、ナンバー2と目される台湾清華大学社会学研究所研究生(院生)の陳為廷(24)にそれぞれ30分ずつ、インタビューした。「立法院占拠」という常軌を逸した方法をとりながら、世論の大多数を味方に「成熟した学生運動」と注目されている「ひまわり学運」のリーダーの横顔と策略について、紹介したい。

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「続・「台湾ひまわり学運」のゆくえ」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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