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シリコンバレーに戻ってきた日本の企業たち

「ヨーロッパ並み」とはどういうことか

2014年7月30日(水)

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米レッドウッドシティにあるソフトバンクのシリコンバレー拠点(写真:Koichiro Hayashi)

 ここ3~4年、またシリコンバレーに日本企業が戻り始めている。今月発表されたジェトロ・サンフランシスコによる日系企業実態調査(隔年実施)によると、2000年のドットコム・バブルのピーク後、日系企業の数は減少したが、今回は719社となり、2000年の680社を初めて上回って過去最高となった。なお、この調査で日系企業とは、日本企業の関係会社と日本人が設立した現地の会社の両方を含んでいる。

 2000年代を通じて、中国とアジアへの進出が流行していたが、いろいろな意味で幻想が壊れてまた戻ってきた……というのは、日本企業だけでなく、実はアメリカ企業も同じだ。このところ日本に対してポジティブな姿勢が多く見られるようになり、メディアや一般のアメリカ人の見方も安定してきたように思う。しかしその内実は、一昔前とはちょっと異なっている。

ソフトバンクとスプリント

 サンフランシスコ・ベイエリア(シリコンバレー近辺)の地域経済団体であるベイエリア・カウンシル・エコノミック・インスティテュート(BACEI)では、この地域と海外とのビジネスに関するセミナーなどを時々行っている。この団体で日本についてのイベントが7月初旬に開催され、私はパネリストの1人として招待された。

 そこで意見を求められた話題の1つが、当地での日本企業による買収としては近年最大である、ソフトバンクについてだ。執筆時現在は米国携帯キャリアのTモバイル買収を試みているが、Tモバイルのライバルであるスプリントを買収して以来、期待されたような業績の回復も新しい戦略の打ち出しもなく、私は「少々ガッカリしている」と返答した。私だけでなく、業界に失望が広がっている様子は、7月18日付けの日本経済新聞の記事に詳しい。

 そもそも、通信キャリアが外国のキャリアを買収するというのは世界の誰がやっても難しいことであり、さらに長年のツケで苦境にあるスプリントの業績回復も容易ではない。それでも、買収発表時に私が本コラムの記事(米国から見たソフトバンクのスプリント買収)で書いたように、その時点でやるべきことは「LTEネットワークの迅速な増強」という比較的シンプルなことであった。

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「シリコンバレーに戻ってきた日本の企業たち」の著者

海部 美知

海部 美知(かいふ・みち)

エノテック・コンサルティングCEO

ホンダ、NTT、米ベンチャー企業を経て、1998年にエノテック・コンサルティングを設立。米国と日本の通信・IT(情報技術)・新技術に関する調査・戦略提案・提携斡旋などを手がける。シリコンバレー在住。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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