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金融街を占拠せよ@香港

険しい「真の普通選挙」への道

2014年10月1日(水)

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 香港が緊迫している。9月28日未明から、中国が押し付けようとしている「ニセの普通選挙」に抵抗し、「真の普通選挙」実施を求める学生や活動家らが予告を前倒しにして「金融街占拠」開始を宣言した。

 警察隊はこれに対して、すでに催涙弾を使用。また実弾発砲も辞さないと脅しをかけている。26~27日に政府庁舎前で、すでに集会をはじめていた学生たちが、一部政府庁舎に乱入したのをきっかけに、警官隊は催涙弾を使用し、未成年を含む抗議活動の学生ら70人以上を逮捕している。報道によれば、これは1967年の左派暴動以来の緊迫状況だという。金融街占拠の様子は、youtubeなどでライブ中継されており、市民や学生たちが警官隊と対峙している映像も流れていた。

「ニセ普通選挙」に抗議、前倒しで占拠を開始

 この状況の背景は詳しくは説明しない。以前に当コラム欄に寄稿した「香港はニセの普通選挙に抵抗できるか」を参照してほしい。

 一言で言えば、2017年の香港特別行政区長官選挙に香港有権者が一人一票を投じる「普通選挙」を導入してもいいと、中国当局は約束していたが、その「普通選挙」とは、中国が認める2~3人の候補者から選ぶ「中国式ニセ普通選挙」であることが8月末日に明らかになった。これでは無所属候補はおろか、民主党候補も出馬できない。「和平占中」(オキュパイ・セントラル)を名乗る市民活動団体は、この「ニセ普通選挙」に抵抗を示し、国際基準の「普通選挙」導入を求めて、「金融街を占拠する」抗議運動によって、香港政府および中国側に妥協を引き出す作戦を立てている。本来、その作戦は中国国慶節の10月1日からスタートする予定だった。

コメント6件コメント/レビュー

加油!香港!! 福島さんもお気をつけて行ってらっしゃいませ。(2014/10/02)

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「金融街を占拠せよ@香港」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

加油!香港!! 福島さんもお気をつけて行ってらっしゃいませ。(2014/10/02)

香港のデモに「台湾のひまわり学運に感じたようなポジティブな」意義はあるにしても、当面の結果は悲惨なモノにしかならないでしょう。反政府でも法に守られる国と、反政府なら法の庇護は無くどんな方法を使ってでも鎮圧される国の差です。しかしこれで一国二制度の実態がバレてしまい、ひまわり学連の主張の正しさが証明されてしまいました。台湾も力による統一に切り替わりそうです。ところで台湾を「まがりなりにも」民主国家と呼ぶのはどういうことでしょうか?(2014/10/02)

日本はこれを座視してはいけない。民主主義を侵し寡占社会を正当化しようとする動きに対し、阻止せんと立ち上がった人たちにあらゆる手段をもって支援べきである。また、ひとたび中国に取り込まれるや、薄皮を一枚ずつ剥がされるように人権が奪われて行く。日本のマスコミも情けない。本記事以外この極東地域における民主主義の危機的状況を通り一遍伝えるのみだ。日経も商売のために人道を踏みにじる行為に目をつぶるようなマネだけはしないでほしい。この先、人民解放軍が出てくることになったら「無人島のために戦争なんて」と書いた朝日はどう報じるか。「民主主義のために戦車に立ちはだかるなんて」とでも書きそうだ。(2014/10/01)

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