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日本のテレビに感謝!~セウォル号事故の真相究明を忘れない

2014年10月1日(水)

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 9月21日、フジテレビの「Mr.サンデー」が「韓国セウォル号沈没の真相」というタイトルでスペシャル番組を放映した。セウォル号沈没事故は、4月16日に韓国で起きた旅客船沈没事故。乗客476人のうち修学旅行中の高校生ら294人が死亡し、10人が未だに行方不明の大惨事である。

 「Mr.サンデー」は、沈没するセウォル号から自力で脱出した高校生らの証言を元に、セウォル号の中で何があったのか、再現ドラマを交えて詳しく紹介した。生存者の証言を詳しく紹介した番組は日本でも韓国でも「Mr.サンデー」が初めてである。韓国のメディアにも登場しなかった事故当日の船内の様子が、生存者が撮った写真と証言で浮かび上がった。

 番組の最後で、生き残った高校生らは、次のように話していた。「韓国政府は、私たちが法廷で証言しても真相究明のために何もしてくれない。どうして事故が起きたのか、この取材で少しでも真実を明かしてほしい。他の国の力を借りてでもなんとかしたい。日本のテレビが取材してくれたことに感謝する」。

 このスペシャル番組を観た韓国人は皆同じ気持ちだったようだ。日本に住んでいる韓国人らが番組内容を韓国ポータルサイトの掲示板などで紹介。これに対して「韓国では報道されない内容を日本のテレビが取材してくれた。ありがたい」というコメントがたくさん寄せられた。番組終了後、セウォル号沈没事故で亡くなった高校生らの冥福を祈り、事故の真相究明を求める日本語のつぶやきが、Twitterにたくさん投稿された。これも大変ありがたいことだった。

真相究明運動は政治活動か

 5月19日、朴槿恵大統領は「セウォル号惨事関連国民談話」をテレビで放映し、セウォル号沈没事故の真相を究明すると涙を流しながら約束した。朴大統領は「国民の命と安全を守るべき大統領として、国民のみなさんが苦痛を味わったことに対し謝罪します」「今回の事故に対処できなかった最終的な責任は大統領である私にあります。その高貴な犠牲を無駄にしないよう、韓国が生まれ変わるきっかけに必ずします」と話した。

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「日本のテレビに感謝!~セウォル号事故の真相究明を忘れない」の著者

趙 章恩

趙 章恩(ちょう・ちゃんうん)

ITジャーナリスト

研究者、ジャーナリスト。小学校~高校まで東京で育つ。ソウルの梨花女子大学卒業。東京大学学際情報学府博士課程に在学。日経新聞「ネット時評」、日経パソコン「Korea on the web」などを連載。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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