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中国最大の「宋庄芸術村」を訪ねる

新たなヘテロトピアを求めて移り集う芸術家たち

2014年10月3日(金)

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 筆者の中学・高校の同期生であるO君は、かつて日本でテレビプロデューサーとして名を馳せたが、今は北京在住で、中国滞在はすでに10年になる。そのO君が一時帰国していた8月に東京で会った際に、9月初旬に北京へ行く予定だと告げると、「北京市に隣接した河北省の“宋庄”という所に芸術家が集まって暮らす“芸術村”があるから行ってみないか」と誘われた。北京国際空港から市内へ向かう途中に芸術村があるという話は聞いていたが、どうやらそこではないらしい。興味が湧いたので、是非とも連れて行って欲しいとO君に依頼した。

北京在住の旧友と、栄庄芸術村へ

 9月4日に北京入りした筆者は、翌5日にO君と再会して宋庄行きの日程を打ち合わせたが、土曜日と日曜日には美術オークションが行われるとのことなので、13日の土曜日に宋庄へ同行してもらうことになった。9月13日の朝10時に待ち合わせ場所の地下鉄6号線の「平安里駅」のホームでO君と合流し、2人で地下鉄6号線に乗り、13駅先の終点「草房駅」で下車した。

 ここからはタクシーに乗って宋庄まで行くというのだが、高額な料金をふっかける“黒車(白タク)”ばかりで、まともなタクシーは来ない。それならバスで宋庄まで行こうということになったが、宋庄行のバスはなかなか来ない。停留所にはバスを待つ人々が群れを作り、バスが来るたびに乗車口に殺到するから、外国人の我々が到底乗れるとは思えない。

 そこで、O君は奥の手を出した。13日に宋庄へ行くと中国人の友人で中国の放送業界に勤務するWさんに話したら、当日は自分も宋庄に行っているから宋庄で会おうということになっていたのだという。O君がWさんに電話をかけて協力を要請したところ、Wさんは快く愛車で迎えに行くと言ってくれた。こうして我々はWさんの車で宋庄に到り、宋庄をよく知るWさんの案内で宋庄を見て回ることができたのだった。

 聞けば宋庄は北京市内の“通州区”にあり、O君が言っていた河北省内ではないとのことで、O君と2人では宋庄へ行ったとしても、限られた場所しか見ることはできなかったに違いない。とにかく、宋庄は北京の中央ビジネス区(CBD)から東に13km、北京国際空港から2kmの距離にあり、“六環路(環状6号線)”の外側に位置する郊外の村落である。

コメント1件コメント/レビュー

いつもと違った趣向で好感がもてた。ただ以前円明園にあった芸術村がなぜ当局によって撤去させられたのか、また以前の芸術村をご覧になっておられないようなのに、なぜ以前の熱気がないように感じられたのかが不明。全体人口が多いとはいえ、このような規模の「村」が存在すること自体が驚きだ。筆者が書かれているように続々ホテルなど建物が建てられて絵画に対する根強い需要があるのだろう。市場規模の膨大な国にまともに向き合わず、仮想敵国視することで愚かな国民の支持を得て政権の隆盛・延命を図る連中にはこうした現実を直視してほしいものだ。(2014/10/03)

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「中国最大の「宋庄芸術村」を訪ねる」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いつもと違った趣向で好感がもてた。ただ以前円明園にあった芸術村がなぜ当局によって撤去させられたのか、また以前の芸術村をご覧になっておられないようなのに、なぜ以前の熱気がないように感じられたのかが不明。全体人口が多いとはいえ、このような規模の「村」が存在すること自体が驚きだ。筆者が書かれているように続々ホテルなど建物が建てられて絵画に対する根強い需要があるのだろう。市場規模の膨大な国にまともに向き合わず、仮想敵国視することで愚かな国民の支持を得て政権の隆盛・延命を図る連中にはこうした現実を直視してほしいものだ。(2014/10/03)

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