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ドイツでも拡大し始めた反ユーロ政党

2014年11月25日(火)

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 ドイツ首相のアンゲラ・メルケルは現在、EU(欧州連合)域内のデフレ傾向やウクライナ危機、テロ組織「イスラム国」の拡大など、国外に様々な懸念を抱えている。これに対し、彼女にとって国内で最も大きな懸念は、AfD(アー・エフ・デー)という言葉に集約される。反ユーロの旗を掲げるポピュリスト政党「Alternative für Deutschland(ドイツのための選択肢)」の略称である。

初の州議会選挙で2桁の得票率

 今年の夏、メルケルが率いる保守政党・キリスト教民主同盟(CDU)は、青天の霹靂のような「AfDショック」に襲われた。この党は去年創設されたばかりであるにもかかわらず、最初の州議会選挙で大躍進を果たしたのだ。

 このポピュリスト政党の路線は、やや右寄りの保守。保守中道路線をゆくCDUにとって、強力なライバルとなる。

 AfDは、まず今年8月31日にザクセン州議会選挙で9.7%の票を獲得し、CDU、左派政党のリンケ、社会民主党(SPD)に次ぐ第4の政党となった。

 さらに9月14日のブランデンブルク州議会選挙では12.2%、テューリンゲン州議会選挙でも10.6%を確保。これらの州でも、第4の政党となった。AfDの得票率は、これらの3つの州で自由民主党(FDP)と緑の党を上回っている。CDUはAfDが初の州議会選挙で2桁の得票率を記録し、一気に3つの州議会で議席を確保したことに、強いショックを受けている。

ブランデンブルク州議会選挙の結果

 ブランデンブルク州議会選挙の投票動向を分析してみた。有権者の関心は低く、投票率は2009年に行われた前回の選挙(67%)に比べて19ポイントも下がり、47.9%にとどまった。投票した市民の数が、42万人も減ったことになる。投票率が低い選挙は、伝統的な政党にとってのマイナス効果が大きく、新しい政党、小規模な政党にとって有利に働く。

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「ドイツでも拡大し始めた反ユーロ政党」の著者

熊谷 徹

熊谷 徹(くまがい・とおる)

在独ジャーナリスト

NHKワシントン特派員などを務めた後、90年からドイツを拠点に過去との対決、統一後のドイツの変化、欧州の政治・経済統合、安全保障問題、エネルギー・環境問題を中心に取材、執筆を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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