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本当の敵は誰? エボラとの戦い(2)

フィリピンのサルとネズミを追う

2014年12月4日(木)

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エボラはアジアでも流行していた

 エボラはこれまでに世界で20回以上の流行が報告されているが、実はアジアにもエボラは存在し、流行していた。レストン型、またアジア型と呼ばれるものである。

 これが最初に発見されたのは1989年、米国バージニア州の町レストン。サルの検疫施設で実験用カニクイザルが大量に死亡し、そこからエボラが検出された。

 この施設はアメリカの首都ワシントンDCのダラス国際空港の近くにあり、当時はエボラの空気感染も否定できなかったため、エボラのアメリカ上陸として人々を不安と恐怖に陥れた。ベストセラーにもなったリチャード・プレストン(Richard Preston)著「ホット・ゾーン(The Hot Zone)」が当時のことを如実に伝える。

 その後も1990、96年に米国バージニア、テキサス州、1992年にイタリアのシエナに輸入された実験用サルにレストン型エボラ流行が流行した。

 これらの共通点は、サルの輸入元がすべてフィリピンであること。1996年にはフィリピン国内にある輸出元のサルの飼育場で、さらに2008年には養豚場のブタにエボラが流行し、多くのサルとブタが死亡した。

フィリピンで自然宿主探し

 1998年、エボラの世界的権威、米国疾病管理予防センター(CDC)特殊病原室の責任者アンソニー・サンチェス(Anthony Sanchez)と、日本の国立感染症研究所の専門家の共同研究チームに参加させてもらい、フィリピンを訪れた。フィリピン熱帯医学研究所の協力も得て、輸出用サルの飼育場とその周辺でエボラがどのように伝播しているか、実地調査をしたのである。

米国疾病管理予防センター(CDC)
CDCにある最高度安全実験施設
CDCのBSL4の前でDr.サンチェスと筆者

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「本当の敵は誰? エボラとの戦い(2)」の著者

國井 修

國井 修(くにい・おさむ)

「グローバルファンド」戦略・投資・効果局長

国際緊急援助NGO副代表として、ソマリア、カンボジアなどの緊急医療援助に従事。国立国際医療センター、外務省、UNICEFニューヨーク本部、同ミャンマー事務所、同ソマリア支援センターなどを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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