• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

女性官僚に初適用、「通姦」で党籍剥奪

刑法規定なし、党員摘発で「格差縮小」の皮肉

2014年12月5日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 中国語に“半辺天”という言葉がある。これは毛沢東が“婦女能頂半辺天(女性は天の半分を支えることができる)”と述べたことに由来する言葉で、男女平等を意味する。毛沢東がこう述べた位だから、1949年10月の中華人民共和国成立から65年を経過した現在の中国ではすでに男女間格差が消滅していなければならないはずである。

「男女平等」65年かけて69位

 ところが、2013年10月25日に「世界経済フォーラム(WEF)」が発表した『国際男女格差リポート2013(The Global Gender Gap Report 2013)』 の男女格差の国別ランキングによれば、中国は世界136カ国中69位で、あと一歩で半分の68位に達する位置でしかない。ちなみに、同ランキングで日本は105位、朴槿恵(パククネ)という女性の大統領を戴く韓国は111位であった。従い、中国の69位は日中韓3カ国の中では健闘していると言って良いだろう。

 中国には「家では妻が皇帝のように夫に君臨しているので、夫には“気管炎(qiguanyan)”の患者が多い」というジョークがある。これは同じ発音の“妻管厳(qiguanyan)”に掛けた言葉で、夫に対する妻の管理が厳しい「かかあ天下」であることを意味する。しかし、これが一度家から外に出ると、中国は依然として男性主体の社会であり、たとえば日本の国会議員に相当する第12期全国人民代表(任期:2013年3月~2018年3月)でも総数2987名中の女性は669名に過ぎず、その比率は23.4%に過ぎない。

 さて、習近平総書記の提唱により2013年1月から始まった“反腐敗(腐敗撲滅)”運動は間もなく丸2年を終えようとしているが、依然として終息する気配すら見せていない。中国の中央および一級行政区(省・自治区・直轄市)の“紀律検査委員会(規律検査委員会:党員の腐敗などを監督する機関)”と“監察部(地方は“監察庁”)は積極的に腐敗分子の摘発を展開しており、“紀律検査委員会”と“監察部・庁”が共同で運営する“網站(ウエブサイト)”は連日のように腐敗役人を摘発している。

コメント2

「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

一覧

「女性官僚に初適用、「通姦」で党籍剥奪」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長