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ピョンチャン冬季五輪を北朝鮮のスキー場で分散開催?

2015年、韓国で南北和解ムードに高まる

2015年1月7日(水)

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 2015年が明けてから、韓国と北朝鮮の間で和解ムードが高まっている。

 1月1日、韓国の朴槿恵大統領が国民に対する新年の挨拶を発表した。朴大統領は、2015年は光復(1945年に日本の植民地支配から独立したこと)70周年、南北分断(北朝鮮と韓国に分断されたこと)70年を同時に迎える歴史的な年であり、新しい70年の出発点になる年であると位置づけた。そして、「景気回復」「安全で信頼できる社会作り」「実質的・具体的な統一基盤構築」の3つを新年の目標に挙げた。

 韓国メディアの報道によると、北朝鮮の金正恩第1書記も1月1日、朝鮮中央テレビで「新年の辞」を発表した。「北(北朝鮮)と南(韓国)は祖国統一問題を、思想と制度を超越して民族共同の利益に合わせて解決していくべきである」「(北朝鮮と韓国の関係改善に向けた)雰囲気と環境が整えば、最高位級会談(首脳会談)ができない理由はない。我々はこれからも(韓国との)対話、交渉を進捗させるため努力する」といった内容が含まれていた。

 韓国の統一部(部は省)は、金正恩第1書記の新年の辞に応える形で「近いうちに形式にとらわれない南北(韓国と北朝鮮)当局間の対話が開催されることを期待している」とコメントした。このことから、韓国メディアは「韓国と北朝鮮の当局が首脳会談に前向きな姿勢を見せた」「緊張が続いていた韓国と北朝鮮の関係が改善に向かい始めた」と大々的に報じた。

 労働新聞をはじめとする北朝鮮メディアは1月1~5日の間、韓国政府を非難する記事を一本も書いていない。韓国メディアはこれを、北朝鮮側が韓国側との対話を強く希望していることの表れと評価した。

 このような雰囲気を受けてか、朝鮮日報をはじめとする韓国の保守派メディアは「韓国の未来は北朝鮮との統一にある」といった内容の新年特集を組んだ。北朝鮮と統一することで経済も成長する、観光名所も作れる、といった内容だ。

ピョンチャン冬季五輪が議論の俎上に

 また、年が改まってから2018年ピョンチャン冬季オリンピックを北朝鮮と共同開催し、競技場をピョンチャンと北朝鮮に分散して開催してはどうかという記事が増え始めた。地図で見ると、ピョンチャンの真上に北朝鮮のスキー場がある。この70年近く、人が足を踏み入れることがなかった韓国と北朝鮮の間にある非武装地域を観光地にして、南北を移動するツアー商品を開発してはどうかという案も出ている。これまでは、ピョンチャン冬季オリンピックを北朝鮮と共同で開催するなんてあり得ないという記事ばかりだった。

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「ピョンチャン冬季五輪を北朝鮮のスキー場で分散開催?」の著者

趙 章恩

趙 章恩(ちょう・ちゃんうん)

ITジャーナリスト

研究者、ジャーナリスト。小学校~高校まで東京で育つ。ソウルの梨花女子大学卒業。東京大学学際情報学府博士課程に在学。日経新聞「ネット時評」、日経パソコン「Korea on the web」などを連載。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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