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大みそかの惨事より指導者の祝辞を優先

報道規制撤廃のカウントダウン、はるか遠く

2015年1月9日(金)

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 上海市は2015年の幕開けを悲しみの中で迎えることとなった。あと25分で新年を迎える12月31日の11時35分にカウントダウンを楽しもうと集まった群衆による雑踏事故が発生し、死者36人、重軽傷者47人を出す悲惨な事件が発生したのだった。

光の祭典が一転、死者36人

 2014年12月31日の夜、上海市民は4年前に始まって毎年の恒例行事となったカウントダウンの光の祭典を見ようと、“黄浦江”に面した“外灘(がいたん、バンド)”へ続々と押し寄せた。カウンダウンの光の祭典は、昨年まで外灘で開催されていたが、今年は会場を外灘の上流にある“外灘源”の“文化広場”に移して、5D(5次元)イルミネーションによる光の祭典が開催されることになっていた。ところが、この案内は12月30日に上海市政府「新聞弁公室」の“微博(マイクロブログ)”「“上海発布(上海公表)”」で通知されただけで、大多数の人々は会場が変更されたことを知らず、昨年同様に外灘で開催されるものと考えて、全長1.5kmの外灘の中心に位置し、一番見晴らしの良い陳毅広場横の堤防へ続々と押し寄せた。堤防の対岸は“浦東新区”であり、真正面には浦東のランドマークの一つである高さ468mのテレビ塔、“東方明珠広播電視塔”がそびえ立っている。

 陳毅広場は上海のメイン通りである“南京東路”が外灘に沿って走る“中山東一路”にぶつかるT字路の外灘側にあり、中山東一路から石段を10段上ったところにある。陳毅広場とは、初代上海市長の陳毅(1901~1972年)の銅像が建てられたことから命名されたもので、広場から黄浦江の堤防に上るには、石段を3段上ったところに広いテラスがあり、そのテラスから幅5mの石段を8段上って1.5m幅の踊り場に到り、さらに幅5mの石段を9段登ることが必要である。なお、外灘の陳毅広場と外灘源の文化広場は約600m離れている。

コメント2件コメント/レビュー

国民よりも、唯一の絶対権力を持つ共産党組織と利己主義の党員の利益が優先される国ということがとても良くわかる記事です。多様な情報源と取材力をお持ちの筆者ならではのことでしょう。そんな国に、経済的な理由で擦り寄らざるを得ない多くの国々があり、中国は自信をつけている。全世界で中国の存在感が増し、世界中から一目置かれるニュースを国内に報道させて、国民の溜飲を下げさせる。この手法ができないうちは敵国日本を利用してきた。今後もいつでも使える手札。一方で、共産党の意に沿わない報道や発言をしようものなら公安が逮捕して、共産党の意志に基づく裁判で刑務所送りにする恐怖政治で国民を縛る。これらが機能している間は残念ながら中国は安泰。その間に米軍に追いつけ追い越せで軍備拡張に余念が無い。いずれ軍事力を含めて、世界は中国一強になる。中国共産党は、そのシナリオにまっしぐらなんでしょう。なんとも困った政治体制の国だが、隣の日本は引っ越せない。(2015/01/09)

「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」」のバックナンバー

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「大みそかの惨事より指導者の祝辞を優先」の著者

北村 豊

北村 豊(きたむら・ゆたか)

中国鑑測家

住友商事入社後アブダビ、ドバイ、北京、広州の駐在を経て、住友商事総合研究所で中国専任シニアアナリストとして活躍。2012年に住友商事を退職後、2013年からフリーランサーの中国研究者として中国鑑測家を名乗る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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国民よりも、唯一の絶対権力を持つ共産党組織と利己主義の党員の利益が優先される国ということがとても良くわかる記事です。多様な情報源と取材力をお持ちの筆者ならではのことでしょう。そんな国に、経済的な理由で擦り寄らざるを得ない多くの国々があり、中国は自信をつけている。全世界で中国の存在感が増し、世界中から一目置かれるニュースを国内に報道させて、国民の溜飲を下げさせる。この手法ができないうちは敵国日本を利用してきた。今後もいつでも使える手札。一方で、共産党の意に沿わない報道や発言をしようものなら公安が逮捕して、共産党の意志に基づく裁判で刑務所送りにする恐怖政治で国民を縛る。これらが機能している間は残念ながら中国は安泰。その間に米軍に追いつけ追い越せで軍備拡張に余念が無い。いずれ軍事力を含めて、世界は中国一強になる。中国共産党は、そのシナリオにまっしぐらなんでしょう。なんとも困った政治体制の国だが、隣の日本は引っ越せない。(2015/01/09)

「まあ中国ってこんなもんだ。」が感想のすべて。むしろ主題より細部に注目すべき記事。火災を知りながら、客の逃走を恐れてシャッターを降ろさせる経営者のくだりは、日本人の目線で中国を見ることの危険を端的に示している。見落としてはならない。(2015/01/09)

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