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日本に上陸?「袁大頭詐欺」にご用心

「原宿で古銭」式の詐欺師たちと会ってみた

2015年1月14日(水)

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 中国語通訳をしている日本人の友人Mから年末に電話がかかってきた。「原宿の工事現場から民国時代のお金などが入った壷を掘り当てたという中国人から突然連絡があった。面識のない中国人だが、昔、私に世話になったという中国人の従弟を名乗っている。古いお金の知識がないので、ホンモノなのか、ニセモノなのか、ホンモノだったらどのくらいの価値があるか調べてほしいといっている。民国三年とか書いてあるらしいよ。あなた、興味ある?」

 それって、民国が最初に発行した銀貨・袁世凱銀貨じゃない? もちろん、興味あるよ。年末にお宝を掘り当てるなんて、景気のいい話じゃないか、ぜひ見てみたい、と私は即答した。

 原宿の工事現場から、なぜ民国時代のお金の入った壷が見つかるのか。実は「袁大頭(袁世凱銀貨)が工事現場で見つかった」といってニセモノの銀貨を売りつける詐欺は以前中国各地でちょっと流行していた。とすると、同じ手口の詐欺が、日本に上陸しているのか?

 詐欺師たち(?)の顔を拝んでやろうと、わくわくして、アポをとるように友人Mにお願いした。

いきなりの電話「ホンモノなら持って帰りたい」

 Mによると、いきなり自宅の固定電話がなったそうである。電話口に出ると、ウェイ?と中国語が聞こえたので、知り合いの中国人かと思い、中国語で対応した。すると、南方なまりの中国語で「自分は昔あなたに助けられた李秀英の従弟の楊というものです。小楊とよんでください。日本に出稼ぎにきて、原宿の工事現場で働いているのですが、何かあったらあなたを頼れ、と電話番号を教えてもらいました。実は先日、作業中に壷を掘り当てました。最初は骨壺かと思ったのですが、割ってみると、中から民国三年と書かれた硬貨や紙幣がたくさん出てきました。私には値打ちが分からないので、ちょっと見てほしい。…今は、それら古銭は、人に見つからないように地中に埋めて隠しています。一部だけ手元にあるので、ホンモノかニセモノか見てほしいのです。ホンモノなら今度の春節に出稼ぎの契約が切れて帰国するので、持って帰りたい」

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「日本に上陸?「袁大頭詐欺」にご用心」の著者

福島 香織

福島 香織(ふくしま・かおり)

ジャーナリスト

大阪大学文学部卒業後産経新聞に入社。上海・復旦大学で語学留学を経て2001年に香港、2002~08年に北京で産経新聞特派員として取材活動に従事。2009年に産経新聞を退社後フリーに。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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