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揺れる財界トップ承継の原則、「長男だから」が変わる

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2015年2月24日(火)

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 韓国財界に関する最大の話題は相続と経営権承継だ。財閥の会長の年齢が全員70歳を超えた。ロッテのシン・キョクホ(辛格浩)総括会長は他の会長より20歳も年長の93歳になる。韓国の財閥は保守的で、「兄に勝る弟はいない」ということわざに則って長男が経営を承継する伝統を守ってきた。他の兄弟を絡めた経営権争いやその他の雑音を避けるためでもある。例えばLGグループは、息子がいなかった会長が弟の子を養子にして後を継がせた。

 経営権の承継を目前に控えた長男の代表格は、イ・ジェヨン(李在鎔)サムスン電子副会長、チョン・イソン(鄭義宣)現代自動車副会長、ク・グァンモ(具光謨)LG常務の面々だ。

 昨年5月、イ・ゴンヒ(李健熙)会長が急性心筋梗塞で入院してから、李在鎔サムスン電子副会長がサムスングループのトップを務めている。サムスングループの実質的持ち株会社である「第一毛織(旧サムスンエバーランド)」と、李家が株式の多くを持っているサムスンSDSの上場に成功したことは、経営権を承継する作業が速やかに行われていることを立証している(訳者注:李在鎔副会長が経営権を承継するためには李健熙会長が保有する株を相続する必要がある。この際、相続税を払わないといけない。相続税を払う資金作りのためにこの2社を上場したと言われている)。

 鄭義宣・現代自動車副会長が経営権を承継するのも時間の問題だ。しかし彼が経営権を得るためには現代自動車の中心にある現代モービス(訳者注:世界3位の自動車部品メーカー)の株式を確保する必要がある(訳者注:現代モービスは現代自動車グループの持株会社となっている)。

 LGグループも、会長の長男である具光謨LG常務が経営権を承継することに異見はない。具常務が37歳とまだ若く経営に参加して間もないため、会長の弟であるク・ボンジュン(具本俊)副会長が橋渡し役を務めるという噂がある。具常務が経営権を承継するまで具副会長が会長に就くことが想定される。

崩れる長男による継承

 ところが最近は、長男だという理由だけでは経営権を承継させない財閥も出てきた。ロッテグループは次男のシン・ドンビン(辛東彬)ロッテグループ会長が後継者として浮上している。長男は日本ロッテ、次男は韓国ロッテを任されていたが、長男が日本ロッテを解任されたことで後継者争いの構図に異変が生じた。

 ただし、長男が保有するロッテ株の持ち分は現状維持で、弟が0.01%多いだけだ。経営権の行き先は、父である辛総括会長が、自分の持ち株を兄弟のどちらに相続させるかにかかっている。長男がその気になれば経営権紛争が起こる可能性が十分にある。ロッテグループ関係者によると、長男が解雇された理由は、韓国ロッテが攻撃的に事業を拡張したのに比べて、日本ロッテが不振だったこと。さらに、いくつかの経営上のミスで辛総括会長ににらまれたからと言われている。

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